#120 Article 951 Posted at 1993/08/11 06:51:37 by KYOGO (MAP2034) [NO.52]

Subject: Re: Re: あしたキックオフ /949 /948

ああ面白かった。

あしキックの魅力がきっちり凝縮された最終回でした。

試合ひとつをやりながら、さまざまなエピソードを描いていく
今回の構成を見て、ひしひしと感じたあしキックの魅力とは、
(今までも何度も書いてきたけど、)
サッカーというスポーツひとつを通して、さまざまな角度から、
これだけ多種多様な物語を展開させることができるのだ、ということです。

試合そのものを描くのももちろんそうだし、その試合に出る選手ひとりひとりの
試合に出るまでの経緯、試合を裏で支える人、試合を見る人、
今ここでサッカーの試合がひとつ行われている、ということに
直接間接にかかわってくる大勢の人々、その人たちの託す夢とドラマ。

なにも選手が全員、いつもサッカーのことばっか考えてるやつらばかりで、
試合といえば必殺技の応酬だったり、強い相手に根性出して勝てたりとか、
試合以外のドラマといえば、家が貧しいとか孤独とかお決まりの恋や友情とか、
そういうパターンに頼らなくても
これだけたくさんのドラマがサッカーひとつにあるじゃないか。
それを実例として描いてみせたことが、あしキックの魅力だったんだと思います。

だからあしキックは、すくなくとも今までのような意味での
「サッカーアニメ」じゃなかったわけですね。

・・・とはいってもやはり、サッカーの最大の見せ場は、もちろん試合なんだな。
ラスト、BGMが変わってからの延長戦のシーンは、迫力ものでした。
もうセリフも何もなく、ボールの動きと選手の息づかいだけで、ひたすら見せる!
かっこよかった! これぞサッカーの醍醐味!

だからあしキックは、一番正しい「サッカーアニメ」だったと思うのです。

                                KYOGO