#119 Article 5473 Posted at 1994/06/18 06:55:17 by 輪違聡司 (MAP3135) [SMOON]
Subject: Re:*58 セーラームーン原作漫画5,6巻 /5464 ................ /3176(#70) /3171(#70)
で、これは、Art.5464の > それから、原作とアニメのことについて > 私の言ってることは、原作とアニメがどう作られたか、 > ではありません。 > 実際に読んだり見たりしてどうか、という事を > 論じてくださいませ。 の問いについても同様でして。 私自身が見てどう感じたか、ということについては、幾度か語ってきたと思うので すが、要するに、「TVでは日常生活の中でお馬鹿なことをやっているのが目に付く が、漫画の方では戦っている姿の方が目に付くなぁ」ということです。 それとは別に、「せらむんをどう見るか」の客観的主張をするための話をしたのが Art.5446での私の話になるわけです。 これは、MOSさんのArt.5437のレスになるわけですけど、ここで、MOSさんが、GS 美神などと比較して、アニメのせらむんは漫画せらむんの正統な子供だ、という風に おっしゃってるわけですよね。これは、作品論や、作品の客観的判断に踏み込む話だ と思うんですよ。 ですから私は、作品を客観的に判断する状況証拠として、「せらむんが如何に成立 したか」という話を持ち出したわけです。 私自身が読んだり見たりしてどうか、という話では、上に書いたような通りです。 やっぱTVじゃ日常の中での話が目に付くからなぁ、ということ^^; 主観性を極力廃して見るならば、「比率の問題」でしょうか。 単純なパーセンテージの問題で見ると、TVではどうしても、日常をベースにした エピソードの比率が高くなっています。これには1話完結という放送形態が影響して いるわけですが。 それに比べて漫画の方では、明らかに「マジな戦い」の部分の比率が高いです。 TVでいうならクライマックスに当たる部分です。 しかも漫画の方での展開は、個々のエピソードが分離しているわけではなく、時間 的に詰まった話を連続展開させていくという、幽遊白書やDBZと言っても過言では ないものです。 それ故、作品中で大きく印象を残す部分というものが食い違ってくることは大いに あり得るわけです。実際に異なっているのではないかと思えます。 例えば、キャラクター達の印象がどういった部分から形成されていくか。 TVでは、普通の生活の中でバカ話をやっていたり、普通の中学生の生活をやって いたりするところから、キャラクターが形成されてきていると思われます。これは、 今回の論争の中で、TVに対する印象を語って下さった方々の意見からも読みとれる ところでしょう。 対して漫画では、主に戦いの中からキャラクターが形成されてきています。 以前、「戦いの中では少女性は出せないのか」という話がありましたよね。あの時 は私はまだ「日常の中でないと形成できない」的な考えがあったため、ちょっと視野 が狭かったのですが^^; あの頃MOSさんがおっしゃっていた如く、漫画のあの戦いを中心とした物語中でも 人物形成が成されてきているわけで。 このあたりにTVと漫画の質的違いも見出せるのではないかと思っています。 あと、「TVと漫画は別物」を最初に言い始めたアーティクルでは、TVと漫画で の「少女漫画」性を提示していましたけど、あれも理由の一つになるでしょうか。 とまぁ、私の主張の理由としては、とりあえずこんなもの、かな。 まぁ、個々人がどの部分に興味を持って見るか、というのは全く自由なんですよね。 ですから、「自分はこの部分に主眼を置いて見るから、こういう風に見れる」と言 うのは全く構わないんですけど、人に、主張として説いたり、他者の主張に反論を加 える場合は、それなりの論拠がいると思うし、論証があればなお良しと思って、 Art.5446の、せらむん成立に関する状況証拠(これも多分に推測を含むことなんです けどね^^;)を出してみた、とそういう訳なんです^^; まぁ、なかなか論理的判断というのは疲れるものではありますね^^; わちがいそうじ。