#119 Article 5426 Posted at 1994/06/05 02:52:54 by 輪違聡司 (MAP3135) [SMOON]
Subject: Re:*41 セーラームーン原作漫画5,6巻 /5424 ............ /3176(#70) /3171(#70)
あ、さてさて。 「スタンスの違いということで決着つけるしかない」という話をしていましたが、 やはりそれなりの決着はつけたい(笑) というのも、「個人的な趣向」と「客観的な判断」ってのははっきり分けるべき ぢゃないか、つーのに気付いたからなのです。 「スタンスの違い」つーコトで明確に決着つけられるのは、あくまで「趣向」に 関してなんぢゃないかなーと思えたのですよ^^; 今までは、そのあたりををごっちゃにして語っていたように思うのです。それ故、 必要以上に混乱していたのではないか、と。 つーわけで、「バトル」と「日常」という、懸案になっている2要素の必要性・ 重要性についての、極力趣向を廃した、自分なりの判断です。 いわば「まとめ」ですんで、以前言ったことと繰り返しになるところもあるかと 思いますが、ご容赦を。 まず、バトル性について。 ・・ これは簡単です。この作品が『美少女戦士セーラームーン』だからです。 最低限必要なファクターであり、それ故、ある意味では「最重要」と呼べるやも しれません。 次に、日常性について。 正直に言って、日常描写が無くとも「美少女戦士セーラームーン」という名の作 品は成立し得たでしょう。バトルが最低限のアイデンティティである以上。 しかし、現に今存在している作品は、そうではない。 日常の重要性を示す第一の理由。 せらむんという作品が持つ空気・雰囲気、例えば「おきらくごくらく性」や「ヒ ーローの等身大性」などは、それらに対する個々人の好みは別として、現に存在す るものであるが、これらを含め、その他人間関係など諸々のせらむんが持つある種 の雰囲気は、果たして日常描写無くして形成し得ただろうか?と思える点です。 現在存在する形に影響を与えていると思われる以上、そこにはそれなりの重要性 が存在しているのではないか、ということ。 第二の理由。 主人公達は、「普通の女子中学生」としての生活を離れたわけでも、放棄したわ けでもない。それは、彼女らにとっては、現に存在している「現実」な訳です。 そして、この番組は、1年間がほぼリアルタイムで進行する、1話完結物として の体裁を取っています。 この主人公達の設定、及び、番組のスタイルより、「日常」の存在の描写は不可 避の物であると思える、ということ。 「バトル性」にも「日常性」にも、それぞれの必要性・重要性があるということ。 これが私の判断であり、主張であるわけです。 あ、誤解なきよう一応補足。 「重要性がある」という言い方、「重要性」という言葉は、「それが最重要であ る」「唯一重要な物である」という意味あいのものではないということ。 これは日本語の問題ですけど。 また。 あるAという要素にそれなりの重要性が存するのであるならば、仮に、Bという 要素が相対的にAより高い重要性を持つ物であったとしても、Aそのものの絶対的 価値というものは、大抵の場合損なわれる物ではないということ。 これは、Art.5114の、 > だだそれを「日常」の「重要性」とまで言われたりすると > 「ふーん、それなら他のものがいくらでもあるよ・・・」 > とか言いたくなってしまうんだなぁ のようなロジックで捉えられることを恐れての予防線として張らせてもらいました。 こういう見方になると、アレなんすよね、「自分の興味外のファクターには重要 性はない」と言っちゃうよーなものなんスよね。 それ故の「暴論」だったのでしょうけど(笑) ま、一応ね。 あと、もう一つ補足。 私の見方としては、何も毎回毎回必ず日常描写があるべき、と見ているわけでは ありません。山場やクライマックスにおいてはバトルに専心するエピソードも出て くるでしょう。流れの緩急は必要でしょうし。それはもうシリーズ構成の問題です。 逆に言えば、一個のお話としてみれば、バトルのないエピソードも存在可能だと 思ってはいます。でも現実問題としては殆ど不可能でしょう。スポンサーが許すま い。まぁ、これは蛇足ですが。 というわけで、要は、「せらむんにおいて、日常にはそれなりの重要性が存在し ている」というコトを主張したいわけですよ。 そしてこの主張は、「日常性」以外のファクターの重要性判断には抵触しないも のだと思っております。もちろん、バトル等のファクターの重要性を否定するもの ではない。 あくまで、個人の趣向とは別で。 その立場さえ理解していただければ、私としてはそれ以上言うことないです。 とにかく、「自分に感心のないファクターには重要性は存在し得ないのか?」と いうことは考えてくださいまし^^; 客観的作品論については、なんとか決着付けたいです。けじめつけないと^^; わちがいそうじ。