#110 Article 2391 Posted at 1995/07/01 00:36:31 by よしゆき (MAP3848) [VIDEO]

Subject: Re: Re: Re: NEC VC-BS250 /2389 /2380 /2379

>#わからない言葉(マイコンサーボ、サーボがかからない、アジマス調整)

  マイコンは機械全体ののコントロールをする為に入ってますね。高級機だと
 タイマー予約やチューナーコントロールの為用と、VIDEO本体の機械系
 および電気系をコントロールする為の2個(以上)搭載になることが多いです。

  サーボってのはテープに記録された信号トラック(幅19~58μm程度、長さ
 約20cm)を1秒間に60本正確にトレースさせるためのしくみです。
  これをマイコンの中に取り込んでプログラマブルにしてしまったのがマイコン
 サーボになりますが、たんにマイコンとサーボの意味でマイコンサーボ(系)とも
 言います。

  マイコンおよびサーボが完全に調子良く働いて初めてテープはまともに記録再生
 されるのですが、メカやその中にある各種センサーが不調だと必要な信号が得られず
 サーボがかからない(暴走する)てなことになります。

  テープにはオーディオ信号、ビデオ信号、サーボ、その他の為のコントロール
 信号の3種類が記録されています。それぞれ記録する位置が決まっていますので
 この位置からずれると互換性の無いテープになってしまう訳で、そのため規格で
 厳格に精度が決められております。

  アジマス調整とは主にコントロール信号およびオーディオ信号トラックとA/C
 ヘッドの相対角度(位置)の調整です。これがずれるとサーボをかけるための基準
 信号が拾えなくなるので、画像が流れたり絵にならない、一見暴走しているように
 見えるなどの障害が出ます。

  長年使ってくると削れたり、がたがきたりして自然に上記の精度が出なくなり
 互換性もなくなってきます。つまりトラッキングの追従範囲を越えてしまいます。
 アジマス調整や、その他の調整メンテナンスである程度回復させる事は出来ますが
 限界はあります。

  その状態で記録したテープは記録の効率が悪いのできれいに記録されず、また
 他の機械や自分自身でもまともな再生ができなくなります。そうでなくとも機械の
 精度や設計の微妙な違い(規格内の遊びの捉え方など)によって、新品のデッキでも
 完全な互換性は確保されているとは言いがたいです。

> 音の方は完全に再生されますし、画像の方は画面下に2ミリ幅くら
>いの走査線(だろうか?)が残る程度で、もうすこし調整すればきれ

  TV信号は1秒に60枚分の映像信号を使いますが、1枚目と2枚目の、2枚目と
 3枚目のそれぞれ繋ぎ目は、画面の外側の位置で切り替わるように工夫してビデオ
 テープ上に記録されます。でもビデオヘッドとテープのトラックの相対位置が
 狂うと画面の下のほうに切替え点が見える事があります。

  位置が狂う原因は、前述のA/Cヘッドあたりの位置狂いとか、他にも色々
 あります。

  てなことで、完全に調整するのはけっこうたいへんですよー。

                       よしゆき '95/06/30(Fri)