#110 Article 1517 Posted at 1994/10/16 21:58:22 by 夏のこたつ (MAP2513) [FAIR]

Subject: ’94オーディオフェア見学レポート

というわけで、昨日りんずはうすさんと一緒に行ってまいりました。
駅の出口を間違って 10:05 くらいに到着し、もう少しではぐれる所でした(^_^;)

全体としては、ビジュアルの出展が少なくなっていて、オーディオ専門に近い状況と
なっていました。もっとも、昨今の流れを反映していて、ローコストの製品が多く、
ハイコンポと合わせて中心になっていたのが少々残念です。
各ブースの内容で印象に残っていたのを書くことにします。

STAX:
入口近くにあり、新製品をデモしてました、いわゆるΛシリーズをモデルチェンジして
アンプとセットで3機種用意してました。りんずはうすさんはこちらの方と面識が
あり、しばらく話されていたようです。後に試聴室に行きましたが、これは後述。

・・・・で、この階のヤマハとアイワとケンウッドとデンオンは、ミニコンポが
多くて面白くなかったので早々に通過して・・・・・(^_^;)

SONY:
ミニディスクが中心ですが、ESシリーズのコンポをモデルチェンジした事もあり
Rシリーズも含めて本格コンポの展示が多かったです。興味があったのはレーザー
ピックアップではなくターンテーブルが移動する方式のCDPとカセットデッキ。
カセットは今回EQの調整も出来るようになり、バイアス、感度と合わせて細かく
調整できるのが大きな改善点ですね。これはなかなかいけるのではないかと。

・・・・さて、この階も松下はじめ早々に通過して・・・・・

パイオニア:
ここではりんずはうすさんが新作の可搬型DATにとりついていました(笑)
アナログラインの入力が、96,48,44.1 KHz と選択できます。4ヘッドで録再同時
モニター可というのがいいですね。定価も当初の \250,000から \198,000 に変更
されていて、かなり強力な製品かと思います。
他には業務用?に近いDATで、D-05の発展型のようなものが参考出品されて
いました。アナログラインからの入力の記録方式を決めるのか、Free/Prohibit 等の
指定ができるようです。民生用ではないと思いますが、この手の製品は面白いですね。
他メーカーにはすでにあると思いますが、良く知りません。

三菱電機:
今年はエレショーに行ってしまったのか、ビデオなど映像関係の出展がありません
でした。ダイヤトーンのSPのみということで、道理でブースも狭いはずです。
そういえばそこそこ高級な価格帯でラインナップが充実している国内メーカーって、
もうここくらいではないでしょうか。あとは単発的な製品が多いように思います。

ビクター:
DCC・・・・・は興味がないので通過ォィォィ・・・・

オンキョー:
A-1E等のシリーズをマイナーチェンジしてました。SPが少し寂しかったです。
ここではCS-PCMチューナーで、\89,000 の新製品が出ていたのが興味を引き
ました。最近PCMジパングとラジオSKYが統合され、チャンネル編成が新しく
なりましたが、アニメ・ゲームに強い HYPER MIX Z-SKY4 が出来たということで、
期待も出来るのではないかと。

ラックス:
韓国の会社に身売りして、どうなるかと思いきや、例年アキュフェーズが使っていた
大きめの部屋を使用し、力の入った展示をしてました。良かった良かった。

アキュフェーズ:
今回の新製品には、E-306 という定価 \260,000 のプリメインアンプがあります。
一部の雑誌では 20万を切る、などという予想がなされていましたが、実際は順当な
所に落ち着いたようです。

デノンラボ:
インフィニティのSPを輸入・販売しています。今回は Kappa 9.2i(1本 \250,000),
Epsilon (ペア \2,000,000)が新製品です。このメーカーは高級機が目立ちますが、
Kappa 6.1i(1本 \120,000),Reference50(1本 \70,000)などの価格設定を考える
と輸入品にしてはまともな値段が付いていると思います。アメリカのハイエンドSPの
典型みたいな製品が多く、いつかは入手したいです。もっとも、アンプを選ぶので
りんずはうすさんに設計をお願いする羽目になるかもしれませんが(笑)

TEAC:
CDPの新製品もありますが、デッキに力が入ってました。
まずDAT、(\150,000)ゴールドのフロントパネルが同社のCDPと同じく
豪華な印象を与えます。機能的にはどうという事はなく、普通のDATですが、担当の
方はカセットと合わせてかなり力が入っている様子でした。ジョグダイヤルがあるのに
編集に使うというわけではない点にりんずはうすさんは大変に不満な様子でしたが(^^;
一方のカセットデッキ、これは非常に懐かしい気がしました。新しいデザインですが
往年のC-1とかZ-6000を思い出すようなものがあります。最大が0dBに
なっていて、ダイヤルの数値が正面から見えるマスターボリュームもいいし、L-R
独立のバイアス・感度調整は最近では貴重な存在かと。EQがないのが実に惜しい。
兄弟機で2種あって、機能的には同じ。価格は8万円台と6万円台だったように記憶
しています。無論ドルビーS搭載で、デッキを購入予定の方は一度見て下さい。

クレル:
どこが代理店か忘れましたが、クレルの製品で非常に面白いものがありました。
クロスオーバーシステムなんですが、スピーカーシステム込みで設計するものです。
例えばJBLのS9500ならS9500専用の基盤を設計して製作するという形に
なります。受注生産なので、SPメーカーが協力してくれる限りはどのメーカーの
製品でも製作するという話でした。そういう事なら、\850,000 という金額も相対的には
高くない気がします。絶対的にはしっかり高いですが(^_^;;;;;

さて、ざっと見てまわって、例年ならサンシャインホテルに試聴室があるので
今年も見に行きました。今年は少なく、ビクター・パイオニア・ダイヤトーンの
3社だけ。うちビクターはゆっくり聞ける雰囲気だったのでしばらく聞きましたが、
SX-10000の音もさりながら、同時に出していた試作品のブリアンプが凄い。
モノラルプリアンプで、円筒形を横倒しにしていて、中心線を信号が通り、入力の
ピンは一端の中心の回りに円形に配置されています。逆側の端の中心から出力が
出ていくのですが、巨大な大砲2つといった感じで何かと思いました。(^_^;;;;;
実際にこの形で発売する事はないとの事でしたが、最近はこういう奇抜な発想のが
少ない中で面白い存在でした。
あとここでは来た客に紙コップで烏龍茶を出していました。やっぱりこういう
ゆとりがオーディオには必要です。(ありがたかっただけですが ^^;)

デジタルオーディオ全盛時に良く見るとカセットが頑張っていたり、なかなか面白い
ものが見れたという印象でしょうか。全体的に「オーディオ」というものが必死で
手に入れるものではない、的な雰囲気がありましたが、高級機を扱うブースでは
力が入っていたように思います。それに比して一般的な電機メーカーのブースは
安っぽい印象でしたね。

さて、ここまでで午後1時、サクっと終わりました。
で、この後2人で何をしたかというと、次の Art に続くわけです・・・・・

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