#108 Article 38 Posted at 1991/11/22 16:25:00 by TMV (MAP2256) [STORY]

Subject: Re:*14 リンちゃん小説 /37 ..... /24 /23

「巨大なる陰謀 ACT5」

 雨の中をさすらうリンちゃん。その前にMEMOLEさんが用意した階段が現われました。このままでは落ちてしまいます。MASAMI KUNさんが点字ブロックを用意してくれましたが、今まで健康だったリンちゃんには判かるわけが有りません。予想どうり落ちてしまいました。

R「いた~い、シクシク。ここは何処ぉ。さむいよママぁ」(でもリン我慢するの。だってセーラやパパはもっと苦しいんですもの)

R「あ、うさちゃん。うさちゃんは何処」 手探りで捜しますがあと1Cmと言う所で届かずにいます。この1Cmがまるでリンとセーラの距離を表わす様です。もう少しなのに擦れ違います。階段の上の道を走り去るリムジン。もちろんセーラが乗っていました。

 病院に着いたセーラはジョージと会えました。

S「おとうさま。リンは、リンは見つかったの?」

J「まだだ。警察も全力で捜してくれているのだが」 力無く肩をおとす。

S「実はリンがあの話を知っていたの。あの時・・・・」

J「そうか、それでこんな事に。リン」

A「おじさん、リンちゃんの眼は他では直らないのですか」

J「無理だそうだ。角膜だけなら簡単らしいがリンの場合は眼球の大部分移植しなければならない。その専門家がモードリンの父親の病院にいる」

A「資金ならブライトン家が出します。それに外国にも専門の先生がいるはずです」

J「駄目なんだ。肝心の組織適合する眼球がモードリンの手元に有るんだ」 頭を抱えこみ後悔におしつぶされる。

S「もしかしてその眼と言うのは・・・・」

J「そうだ美鈴・ラッセル、リンの母親の物だ」

 美鈴さんはLADYでした。誰にでも優しくて美しい人でした。ボランティアを通してジョージと知り合ったぐらいです。もちろんドナーカード(献体者カード)も持っていました。そのために交通事故で脳死に成った段階で移植センターに送られたのでした。

E「ちくしょう、俺達はなにも出来ないのかよ」

J「そんな事は無いよ、エドワード君。君達のおかげでセーラはこうして外に出るくらい元気にしていられるのだから」

A「とにかくリンちゃんを見つけるのが先決ですね。近くを捜して来ます」

E「待ってくれよ、兄貴」

 二人は外に飛び出だして行きました。残った二人は見つめながらリンちゃんの事を思うのでした。

						絶対無敵 TMV

P.S. 擦れ違うリンとセーラ。アーサー達はリンちゃん見つけ出すことが出きるのか?

 本当は最初のリンちゃんの描写はもっとかわいそうだったんです。でも・・・