#108 Article 191 Posted at 1992/02/02 09:44:10 by TMV (MAP2256) [TMV23]

Subject: Re: 第23話 /188

10/100		第23話2部

 自分の部屋に戻ったモードリンはあまりの悔しさに、椅子の背もたれを握り締めます。青筋が浮き出る程の力のいれようです。しかし突然微笑みを浮かべて電話をかけます。

M「もしもし。ああ、私です」

?「ああ、これは奥様。何用でしょうか?」

M「大至急電話番号を調べて!名前はジェフ・トレーシー。元イギリス空軍大佐で三井不 動産イギリス支店の顧問をしているわ」

?「早速調べます。折り返しお電話致しますので、少々お待ちください」

M「今、繋げるんです!判かったわね!」

			中略

J「もしもし、私がジェフ・トレーシーだが。あなたがコットン男爵未亡人ですか」

M「これは初めまして。突然のお電話、失礼致します。おほほっ」

J「それで用件は?」

M「実はマーブル子爵の事なのですが・・・」

J「ああ、あなたが買い手に圧力をかけているのは知っていますよ」

M「そんなご冗談を」

J「あの物件を諦めるつもりは有りません!」

M「・・・・」

J「それにお隣のブライトン家からも喜んでもらってますよ。品の無い者が住み着くより ましだとね」

M「まあそれじゃぁ私の品が」

J「おっとこれで失礼。忙しいもので」”ガチャ”

 受話器を床に叩き付けるモードリン。怒り沸騰!!

M「よくもわたくしに恥をかかせましたわね。みてらっしゃいジョージ、公爵家は絶対に 頂きますからね」

 電話を拾ってかけようとするが壊れている。

M「ええい、いまいましい。きっと日本製の電話ね」 オイオイ(^^;

M「しかたがないからトマスの部屋のを使いましょう」

 でもってトマスの部屋。トマスが居無かったので勝手に電話をかけます。

M「もしもし、聞こえて?」

?「はい!☆、其の声はモードリン様で。いつもご贔屓頂きまして有難うございます」

M「仕事よ。明日の朝、マーブル子爵がロンドンに向かいます。それを阻止しなさい」

?「何日ほど行けないように致しましょう?」

M「そうね最低1年ね。自動車事故が良いでしょう」

?「え、それですと殺してしまう可能成が有りますが?」

M「構いません!切り札は取って有りますから。派手にやって頂戴」

?「了解しました。料金はいつものようにお願いします」

M「いい事、この前のような半端な仕事は許しませんよ」 ”ガチャ”

M「さて、明日が楽しみですわぁ。おっほっほほほ」

 こうしてモードリンの恐ろしい計画が発動したのでした。

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