#104 Article 449 Posted at 1992/03/29 23:30:10 by あっぷる (MAP805) [NO.32]

Subject: Re:*4 第32話 「誇り、ラストミーティング」 /448 ... /446 /445

翌朝、サンジュストのマンションへ行く宮さま。部屋に入るとサンジュスト様は
シャワーを浴びているところでした。出ようとするサンジュストだったが、宮さ
まはそのまま風呂場に入ってきます。おお、サンジュスト様の裸のシーンの連続
だぁ……でも、なんか違うぞ(^^;) なんか燃えないぞ(^^;)

宮さま「ソロリティの廃止運動に加わったのは、私への憎しみからですか? は
    いかいいえだけで答えなさい。」
サンジュスト「はい。」
宮さま「ありがとう。」
立ち去ろうとする宮さま。
サンジュスト「いいえ。」
立ち止まり、振り向く。
サンジュスト「あ、はい。いいえ。」
宮さま「れい……。」
サンジュスト「はい。私はあなたを憎んでいます。いいえ。でもあなたが好きで
       す。憎んでいます。でも好きです。だけど好きです。好きです。
       でも憎い、憎い、憎い。」

宮さまの車の中。サンジュスト様に二人で自殺しようとした海岸の名前を忘れて
しまったと告げる宮さま。サンジュストに聞く。
サンジュスト「あなたが忘れたのなら、私も忘れます。」
宮さま「言ってお願い。」
宮さまがサンジュスト様にみせる弱さ……宮さまの「お願い」……気丈にみせて
いた宮さまも実は内面から崩れかけていたのですね。

明日放課後にお茶会を開くとメズーサに告げる宮さま。そして、ソロリティの副
会長をボルジアに代わって就任してもらうとも告げる宮さま。ああ、メズーサの
君って、なんて不幸なんでしょう(^^;)

ソロリティメンバーの1/3がやめるか署名するようにまでなったとマリ子に告
げる奈々子と智子。人の気が簡単にかわっていくことを気にする奈々子に、マリ
子が本を見せます。マリ子の父親の昔の小説。
マリ子「パパとママが初めて出会って愛し合って、一緒に住むようになった頃の、
    まだ私が生まれてなくて、パパがまだ作家として売れてなくて、貧しく
    てアパート代も払えなかった頃の。パパの青春、何も無いけど希望だけ
    があって、才能と愛だけに温もりを求めて。そんな頃に書かれた小説。
    本当に、本当に綺麗な小説。うれしかった。今はポルノ作家なんて言わ
    れてるけど、私うれしかった。こんなに心に染み入るような美しい小説
    をパパが書いていたことを知って。心から、心から私、パパの娘で良か
    った、そう思ったの。パパの本当の姿、本当の心を私見ることができた、
    そんな気がして。」
マリ子ちゃんはどうやら、変わるのは表面だけであって欲しいということが言い
たかったらしい。要するに、奈々子ちゃんもマリ子ちゃんも、「権力」とは別の
物としてソロリティを見ていたため、上級生メンバーの行動を「表面上の心変わ
り」としか見えなくなっているということなんでしょうか? どうも謎。

でも、ちょっと待て。
マリ子「一の宮さんが、貴さんが持ってらして、私に下さったの。」
           ^^^^^^
なんだこれは。いつの間にこんなに親密になった? 許せん(^^;)

お茶会。ソロリティハウスには誰もいません。
宮さま「そう。お茶とお花は、あなた一人で用意して下さったのね。」
メズーサ「はい。誰も手伝ってくれなくて。」
宮さま「すみませんが、もう一度皆さんに声をかけてきて下さい。私、待ってい
    ますから。」
メズーサ「は、はい。すぐに。」
メズーサの君の不幸は、まだまだ続く(;_;)

メズーサ「来て、ねぇ、お願い。宮さまがお待ちになっているの。一人で、たっ
     た一人でソロリティハウスで。」
下級生「いや。どうせ潰れるソロリティですもの。もうこれ以上、クラスの人に
    白い目で見られたくないの。」
メズーサ「だって宮さまが……」
カトレア「あなたにとってもチャンスじゃない? このままソロリティハウスに
     戻らなければ、みんなとお仲間になれるわよ。」
メズーサ「そんな。」
ああ、なんて不幸なんでしょう。メズーサはプライドでも権力欲しさでもない奈
々子やマリ子と同じ様なタイプなうえに、真面目故に不幸をしょいこんでしまう
タイプだから……(;_;)

薫の君、サンジュスト様、奈々子や智子、仲矢さんまでもがこのシーンを見てい
ました。そして、よりによってカトレアは、薫の君にメズーサもやめるように説
得して欲しいとまで言うのでした。それだけならまだしも。宮さまの時代は終わ
って、これからは薫の君の時代とまで言ってしまうとは。薫の君が無くしたかっ
たのはそういう「権力」だったのに。当然のように薫の君を怒らしてしまいまし
た。

このやり取りを聞いて、ソロリティハウスに走るサンジュスト。
サンジュスト「蕗子様。大変、大変長い間お待たせいたしました。たったいま全
       員が揃いました。どうぞ、どうぞ始めて下さい。」
宮さま「ありがとう。ありがとう皆さん。ようこそソロリティへ。ようこそ伝統
    あるソロリティハウスへ。私はこのソロリティハウスを愛します。美し
    い物を愛します。誇りある物を愛します。いえ、愛したいと思います。
    誇りある物を、美しい物を、真実価値ある物を愛したいと思います。愛
    せるだけの自分になろうと思っています。いつか自分をそこまで高めよ
    うと思っています。誇りは持とうと思わない限り持てません。しかしな
    がら私は、その私が誇りを持てるだけの物かどうかは、いつも疑ってい
    ます。迷っています。時には、時には捨ててしまいたいと思うことさえ
    あります。でも持とうと思わない限り持てないことを私は知っています。
    だから私は、持とうといつも思っているのです。どんなことがあっても。
    ソロリティメンバーの皆さん、その気持ちがある限り私はソロリティを
    続けます。一人になるのなら、なお私はソロリティを続けます。では、
    ごゆっくりとお茶を。」
奈々子「おにいさま。マリ子さんのお父様の小説の中に、こんな文章がありまし
    た。誰のために傷つくか、何のために傷つくか。もし、それが納得のい
    く物であれば、たとえ赤い血が全て流れ出ても何も惜しくはない、と。」


						あっぷる