#104 Article 424 Posted at 1992/03/16 07:47:00 by あっぷる (MAP805) [NO.29]

Subject: Re:*5 第29話 「生徒総会」 /423 ... /419 /413

翌日。やはりサンジュストにだけは相談しておこうと、やってくる薫の君。
薫の君「今度の生徒総会にね、ソロリティ廃止案を提出しようと思う。」
サンジュスト「なんだって?」
当然のように反対するサンジュスト。
薫の君「私一人でやるよ。」
サンジュスト「だめだ。そんなことはさせない。あの方の誇りを守るためならば、
       私はこの命だって惜しくはない。」
薫の君「強いんだな、れいは。私はね、惜しいよ。この命が惜しくて惜しくて、
    いとおしくてたまらない。」
……やっぱり……(;_;)

このシーンと前後するように挟まれているのが、サンジュスト様が宮さまに馬で
勝負を挑むシーン。馬で勝負を挑み、勝ったのは宮さまでした。
宮さま「わたくしの勝ちね、れい。」
そしてサンジュスト様は、ここに宮さま自らの持つ誇りを感じたのでした(……
本当か?(^^;))

翌日。生徒総会。
生徒会長の宮さまが開会を宣言、討議内容を説明して各討議に入ろうとしたとき、
薫の君が動議を提案します。
宮さま「どうぞ。1年B組の折原薫さん。発言を許可します。」
薫の君「ありがとうございます、議長。では。ソロリティ廃止を要求いたします。」
間。
宮さま「失礼。もう一度仰っていただけますか?」
薫の君「ソロリティの廃止を要求いたします。」
あたりは、騒然となる。
宮さま「お静かに。お静かに願います。ソロリティの廃止、ですって?」
薫の君「その通り。その件に付いて、討議をお願い致します。」
宮さま「残念ですが、その動議は却下いたします。」
薫の君「なぜですか?」
宮さま「なぜなら、ソロリティ制度は、青蘭学園の伝統ある……」
薫の君「伝統ある人身売買制度ですか?」
宮さま「人身売買? 人身売買とは、どういう意味ですか?」
薫の君「値段を付けているということです。人間に。やがて世間に高い値で買わ
    れて行くために、自分達は特別な高級品なんだと。他の生徒達とは違う
    んだと。そして、そのばかばかしい優越感のために、毎年大勢の新入生
    がソロリティに入ろうと争い、傷つけあうのです。そんなソロリティな
    ど、ないほうがいい。即刻無くしてしまうべきです。」
騒ぎ始める生徒達。今まで感じていたうっぷんをはらすかのように、ソロリティ
に対する悪口がたくさん出てきます。
宮さま「静粛に。皆さん、静粛に。お黙りなさい! 意見のある方は、議長の許
    可を得てから発言なさるように。それ以外の発言は、禁止致します。」
そのとき議場に入ってくるサンジュスト。
サンジュスト「議長の交代を要求します。この問題に付いて、議長は今冷静な態
       度をとることができません。ソロリティとまったく関わりの無い
       方との交代を要求します。」
宮さま「れい……」
生徒会長をソロリティのリーダーが兼任しているが故に、ソロリティの言いなり
になっている生徒会についての文句が連発されます。
宮さま「この問題は、わたくし達だけで話し合うことはできない問題です。学校
    側の理事会と職員会議、それにOB各位の意見も聞く必要があると思い
    ます。感情的な扇動に左右されてはなりません!」
薫の君「感情的かどうか、私たちは全校生徒の2/3以上の署名を集める自信が
    あります。」
宮さま「どうぞ。そんなことで、長い伝統の重みを破ることができるとお思いな
    ら。」
結局何も決まらず、そこで生徒総会は終わってしまうのでした。

薫の君とサンジュスト様。
サンジュスト「あの方は、薔薇の園などに立っていなくても、十分に美しく、そ
       して、誇り高い。かえって刺のある薔薇の園などに執着していた
       ら、いつか誇りまで傷つけてしまうことになるんじゃないか、そ
       う考えたから。そのままでも美しく、そして誇り高い。そうあっ
       て欲しい。だって、そうなんだから。」


							あっぷる