#9 Article 194 Posted at 1988/09/03 20:45:13 by MOMOKO.120% (MAP359) []

Subject: ↑1988年9月2日午後のこと。

私はこの日は非常に疲れていた。通信中毒による慢性寝不足の上に午前中は会議,

 午後は外回りに出かけたものの成果は芳しくない。こういう日はデパ-トの公衆端末

 で休息するに限る。

  珍しく2台の98の片方に黒いTシャツを着た二十歳前後の青年が座っていた。そ

 ばに『全国BBS電話帳』を置いている彼はどうやらタダ者でないようだ。予想はす

 ぐに的中する。私が地元のBBSにアクセスすると,隣の彼は声をかけてきた。

 「パソコン通信をやられるんですか?」

 「はい」私はなにげなく答えた。

 「IDとかは持っておられますか?」

  これは重要な質問だった。私は時計をちらと見た。あまり時間がない。

 「いいえ,ゲストばっかりです」

  彼はパソコン通信について話し始めた。私はこう言った手前,普通の人のように聞

 いていた。機を見て「アニメに少し興味があるが…」とそれとなく口にした。

 「実は僕もです」と彼は言って,いくつかのBBSにアクセスし始めた。平日の昼間

 だというのにどこも話中。やっと,

 ATDT0,038111834

 がつながった。彼はBBSの6番を指定すると,目にも止まらぬ早さで以下のメッセ

 -ジを書き込んだ。


Subject: あれから だいぶ 書き込みがないように思う

しかし 9月にはいって 久しぶりに アクセスしてみたら なんだか 
書き込みが すくないように おもう

みんなどうしたのかな ........・


  時計を見た。夕方の予定に間に合わない。私は彼に簡単にあいさつして、その場を

 立ち去った。

-----
  つまり,そういう事でした。テンちゃんさん,ゴメンね。

                         BY MOMOKO.120%