#84 Article 526 Posted at 1991/03/11 02:30:23 by MEMOLE (MAP1917) [STORY]
Subject: Re:*37 夜の少年少女世界名作連続ドラマ「小公女ヒラリー」(笑) /521 ........... /147 /146
☆ 夜の少年少女世界名作連続ドラマ ☆ 「小公女ヒラリー」 (第39回)「馬小屋の寒い夜」 ヒラリーは、はじめての馬小屋での朝を、まんじりともせずむかえました。 「はぁ・・もう朝なんだわ!!おはよう!!リンちゃん!!寒かったわね! 大丈夫・・・? リンちゃん・・・ここがどこだか解っていて・・・? そうよ、ここはお父さまが買って下さった、ポニーの馬小屋だったのよ。 そうよ!リンちゃん!!私たち、とうとうこの馬小屋で、寝たり起きたり する事になったのよ・・・。 ・・・さあ、もう台所に行かなくては・・・。じゃあ、リンちゃん。寒く て寂しいでしょうけど、ここで待っていてね!!ごめんなさい。お父さま こんな所へ連れてきてしまって・・・。お母さまも許して・・。じゃあ」 ヒラリーの辛い一日が、また始まりました。その頃イザベルは、何故パット が、いつもヒラリーの事をいじめているのか、聞いていました。 「パット、教えて!!・・・何故あなたって、あんなにヒラリーをいじめな きゃいけないの? 何故、そんなにヒラリーを憎むの?」 「私が何故、ヒラリーを憎むかですってぇ・・・?」 「ええ・・。」 「もう、憎んでなんかいないわ!・・・そりゃ、ヒラリーが始めて、私の目 の前に表れた時は、憎んだかもしれないわ・・・。だって、私よりお金持 ちで、私よりフランス語が出来て、おまけに、私より美人に見えたんです ものね・・・。 ・・・でも!!今は違うわ!!ヒラリーが、私よりお金持ちのはずないし ・・・フランス語どころか、台所のメイド・・・服だってボロで、私より 美人だなんてとても見えないでしょうからね・・・。」 「じゃあ、どうして!?」 「ふふふっ・・・教えてあげましょうか!!・・・それはね、イザベル!! あなたが今でもヒラリーを好きだって事よ!!それが許せないのよ!!」 「えええっっ!!」 イザベルは、戸惑ってしまいました。実は、ヒラリーの事を好きなくらいに パットの事も好きだったからです。まさか、自分の事が原因で、ヒラリーが 辛い目に会っていたなんて、思いもしなかったのでした。 一日の仕事が終わって、ヒラリーが馬小屋へ帰ろうとすると、キャサリンが 話しかけて来ました。 「ヒラリーさん。また今夜も、あの馬小屋でお休みになるんでしょうか?」 「ええ・・・しかたがないわ・・・。」 「いけません!!こんなに、冷え込んで来ているのに、あんな所でお休みに なったら、凍え死んでしまいます!!さあ!!屋根裏の私の部屋へ行きま しょう!!二人で寝れば、火なんか無くても、暖められます。」 「あああっ!!キャサリン!!」 「フフフ・・・そうは、させないよ。院長先生から、ヒラリーにはたっぷり 仕置するように言われているんだからねっ!!キャサリン!!おまえは、 屋根裏へお行き!!さあ、ヒラリー!!おまえは、馬小屋だよ!!」 実は、料理人のおかみさんが、こっそりとヒラリーを監視していたのです。 しかたがありません。ヒラリーは、寒い馬小屋で再び眠りにつくのでした。 よいこのみんなぁ!!このつづきは、またあしたね!! う、馬小屋とは酷いですぅ(泣) 朗読 MAP1917 MEMOLE