#84 Article 368 Posted at 1991/02/28 03:04:19 by MEMOLE (MAP1917) [STORY]
Subject: Re:*26 夜の少年少女世界名作連続ドラマ「小公女ヒラリー」(笑) /361 ........ /147 /146
☆ 夜の少年少女世界名作連続ドラマ ☆ 「小公女ヒラリー」 (第28回)「夏休みの大騒動」 クレア学院の生徒達に、楽しい夏休みがやって来ました。みんな、お父さん や、お母さんが、それぞれ迎えに来てくれています。しかし、ヒラリーには 夏休みも無ければ、誰も迎えに来てくれる人もいません。みんなが、楽しそ うに、はしゃいでいるのをじっと見ているだけでした。 キャサリンは、そんなヒラリーを台所まで連れていきました。 「ごめんなさい・・・ヒラリーさん。でも、私、我慢できなかったんです。 ヒラリーさんに、あんな場面を見せている事が・・・。どの生徒だって、 お父さんや、お母さんが迎えに来てくれています。それなのに!ヒラリー さんには・・・・これじゃぁっヒラリーさんがぁ、あまりにも、かわいそ すぎますぅ!」 「・・・ありがとう、キャサリン!!もう、心配しないで。・・・私、お父 さまがいない事にもう慣れてしまったの・・・。」 「あぅぅっっ・・・そんな、ヒラリーさんっっ・・・(泣)」 「キャサリン・・・。私にお父さまがいなくなった事は、私の運命が・・・ 運命は・・・受け入れるしかないわ・・・。」 ヒラリーは、だんだん悲しくなってきました。お父さんの事を思い出すと、 いつも悲しくなってしまうヒラリーでした。 ・・・そこへちょうど、イザベルが、やってきました。 「ヒラリーお姉さま、ヒラリーお姉さまぁぁ!!」 「イザベル・・・」 「どうしてぇ?どうして、急にいなくなっちゃったのよぉ!ぐすっ、あたし ・・・あたし・・・とっても、寂しいんだもん・・・。」 「イザベル・・・。ごめんね。でも、寂しいなんておかしいわ!お父さんと お家に帰れるんでしょ?」 「帰っても、ヒラリーお姉さま居ないもん!!やだぁやだぁ、ヒラリーお姉 さまの・・・ぐすっ、居ない所へなんて帰りたくないよおぉぉぅぅ!!」 「イザベル・・・わがまま言わないでね?」 「いやよぉぉぉぅぅ!!・・・いやよぉぉぅぅぅぅぅ!!ぐしっぐすっ・」 「イザベル・・・夏休みは、すぐ終わるのよ!!学院に戻って来たら、お家 のお話聞かせて・・・。ね?」 「・・・ぐすん・・・うん、いっぱいお話するぅ・・・。ヒラリーお姉さま も、たくさんお話してぇぇ・・・。ねっ?」 「ええ・・・楽しみに待っているわ・・・イザベル・・・。」 ・・・やがて、学院の生徒達は、みんな帰って行きました。生徒達のいなく なった学院はひっそりと、とても静かです。ヒラリー達の仕事も今までより は減って、少し楽になってきました。 しかし、経費節約を追求する院長先生は、キャサリンも夏休み中の間、ひま を出して帰らせ、その分ヒラリーに、仕事を頑張るよう言いつけます。これ で、ヒラリーは、明日からは本当にたった一人になってしまいます。 でも、その寂しさを隠してヒラリーは、キャサリンの里帰りを、出来る限り 応援してあげようと心に決めるのでした。 ああぁぁっ!! 耐えろ!!ヒラリー!! くじけるな!!ヒラリー!! がんばれ!! ぼくらのヒラリー・ウェントワース!! よいこのみんなぁ!!このつづきは、またあしたね!! 元気回復リンちゃんコーヒー(笑) 朗読 MAP1917 MEMOLE