#84 Article 346 Posted at 1991/02/26 03:47:47 by MEMOLE (MAP1917) [STORY]

Subject: Re:*25 夜の少年少女世界名作連続ドラマ「小公女ヒラリー」(笑) /332 ........ /147 /146

☆ 夜の少年少女世界名作連続ドラマ ☆ 「小公女ヒラリー」

   (第26回)「初級者組の小さな先生」

   今日は、ヒラリーが初めて初級者組にフランス語を教える日です。

   「さあっ!今日は初めてだから、やさしい所から始めましょうね。」

   「ねぇ・・・ヒラリー・・・。私・・フランス語の単語が一つも憶えられない
    のよ・・・」

   「大丈夫よ。・・・じゃあ、身の回りの物から憶える事にしましょう。例えば
    この猫は・・・?」

   「ゴロニャン!!」

   「それは、リルル語よ。(笑)フランス語で猫の事は・・・”アンシャ”!!
    はい!!みんなで、言ってみましょう!!」

   「あんしゃ!!」

   「それでは・・・かわいいと言うのは、フランス語で、”ミニオン”」

   「みにおん!!」

   「うわぁ!!これなら私にも憶えられそう!!」

   ・・・その頃、院長先生は、寮母先生とヒラリーの事をこれからどう扱うか、
   色々と思案していました。

   「私はいずれ、あの子を仕込んでこの学院の教師にさせるつもりです。ふふふ
    ふふ・・・あの子には、なかなかの勉学心があります。2、3年もたてば、
    フランス語ばかりか、他の学科も任せられる様になるでしょう・・・。そう
    なれば、他の先生を頼む出費を節約でき、学院経営に大きなプラスになるは
    ずです。」

   「・・・では、お給料も払わずに・・・。」

   「当然です。あの子にはそうやって、私達に損害を返す義務があるんです。」

   「でも、あの子が大人になって、ここを出たいと言い出したら・・・。」

   「許しません!!あの子は一生、私に逆らう事の無いよう、今日からビシビシ
    仕込むつもりです。さあ!あの子の授業を見て来ましょう!!」

   ところがちょうど、ヒラリーがみんなに頼まれて聞かせていた「お話」の最中
   に、院長先生がやって来てしまいました。授業をせずに、遊んでいたと思った
   院長先生は、ヒラリーを思いっきり平手打ちしました。

   「やめて下さい、院長先生!!私も授業が気になって、さっき様子を見に来た
    のですが、ヒラリーさんは、けっして、遊んでなんかいませんでしたわ!!
    この私が保証します。」

   ケネディ先生が、ヒラリーの事をかばってその場はなんとか落ち着きました。
   ・・・しかし、ヒラリーは、自分ををかばった事で、ケネディ先生に何か悪い
   事が起こるのではないかと心配するのでした。

   ああぁぁっ!! 耐えろ!!ヒラリー!! くじけるな!!ヒラリー!!
   がんばれ!! ぼくらのヒラリー・ウェントワース!!

   よいこのみんなぁ!!このつづきは、またあしたね!!

   セーラってばとってもミニオン!!(笑)  朗読 MAP 1917 MEMOLE