#84 Article 295 Posted at 1991/02/22 03:18:26 by MEMOLE (MAP1917) [STORY]

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☆ 夜の少年少女世界名作連続ドラマ ☆ 「小公女ヒラリー」

   (第22回)「真夜中のパーティ」

   ヒラリーはそれからも、毎日つらい仕事に耐えなければなりませんでした。
   掃除、洗濯、皿洗い・・・仕事は山のようにありました。ヒラリーは、一生
   懸命頑張りました。

   ・・・しかし、ちょっとした事で料理人のおかみさんは、ものすごい形相で
   ヒラリーを叱りつけます。ヒラリーはその日の昼食も、まだ食べさせて貰っ
   てませんでしたが、更にこの事で、夕食も食べさせないと言うのでした。

   ヒラリーは、やっとその日の仕事が終わると、空腹と激しい疲労でふらふら
   になって、屋根裏部屋へと戻りました。

   「ヒラリーお姉さまぁぁぁ!!」

   「まあ、イザベル!!それに、ドリスまで、こんな夜中にどうしたの?」

   二人は、今日は寮母先生が外出の為、見回りが無いと言う事を聞いていまし
   た。それで、ヒラリーに会いたくて、こっそりと屋根裏部屋へとやって来た
   のでした。ドリスは、お腹の空いたヒラリーの為に、クッキーを持って来て
   いました。

   「そうだわ!!キャサリンも呼んで、パーティを開きましょう!!」

   キャサリンがやって来ると、楽しいパーティが始まりました。みんな大喜び
   です。ところが、それはすぐに終わってしまいました。なんと、院長先生に
   見つかってしまったのです。

   「何をしてるんです!!こんな、大反れた事をしていたなんて・・・パトリ
    シアさんが知らせてくれなかったら、朝まで見逃す所でした!!さあ!!
    みんな、早くかたずけるんですっ!!」

   泣きながら出て行く三人を見送ると、院長先生はヒラリーに言いました。

   「ヒラリー!!おまえには、明日はっきりとお仕置をする事にします。いい
    ですね、ヒラリー!おまえは、明日の朝も昼も夜も、食事抜きです!!」

   院長先生が出て行くと、ヒラリーは一人、明りの消えた暗い部屋で悲しみに
   耐えるのでした・・・。

   「炉は赤々と燃えている事にする・・・。テーブルの上には、暖かい・・・
    暖かい晩の食事の支度が出来ている・・。それから・・・美しい柔らかい
    ベッドで、毛布と大きなフカフカした枕があって・・・それから・・・。

   いつしか、ヒラリーは涙の中で、悲しい眠りにつくのでした・・・。

   ああぁぁっ!! 耐えろ!!ヒラリー!! くじけるな!!ヒラリー!!
   がんばれ!! ぼくらのヒラリー・ウェントワース!!

   よいこのみんなぁ!!このつづきは、またあしたね!!

   うーむ「薄幸美少女虐待ドラマ」だ!(笑)朗読 MAP1917 MEMOLE