#84 Article 1749 Posted at 1992/09/05 12:25:13 by MASAMI KUN (MAP1400) [PLOT.02]

Subject: 見て!私のラクロス

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とある方からWPをつかっているので80文字以内でCRを入れて欲しいという要望が
ありましたぁ!
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★第2話 見て!私のラクロス

一晩明けたクレア学院の朝です 洗面室でパットとイザベルは昨日たてた誓いを確認し
あいます ふたりは深呼吸をして初めての授業に挑みます だって ふたご旋風を巻き
起こさなくてはなりませんから でもぉ・・・
「どうしたんです? パトリシア それにイザベル この問題が解けないんですか?」
ロバート先生がふたりに問いかけます
「こんなの 前のレッドルーフスでは教わりませんでした」イザベルが答えます
「もっと上へいってから習うんじゃないですかぁ? だから習ってないものはできなくっ
て当然です!!」パットは強がって答えます
ロバート先生は反発するふたごにもっと素直になるよう注意します
イザベルはともかく、パットまで「はい」と返事をしてしまいました
「なによぉ はい なんて返事しちゃってぇ」
「なぁによぉ 自分だって返事したんじゃない!」
「つい・・・つられただけよ でもぉびっくりしちゃったぁ」
「うん・・・ここの授業のレベル かなり高いわねぇ・・・」
「油断大敵!」
「少し 作戦をねりなおさなくっちゃ!」
「次は体育の時間ね このパット様におまかせよ」
「でもぉラクロスよぉ?」
「たかが空中ホッケーじゃない!スポーツの事ならまかせなさぁぁい!」
「そうね!サリバン家の名誉のために!!」
クレア学園の勉強が進んでいるため恥をかいてしまいましたが次は体育の授業です パッ
トは今度こそ名誉挽回しようとはりきっています

「なんとかやれそうね」
「やるっきゃないわ イザベル」
パットのシュートが決まります 運動神経は抜群なのですね
その様子を一人の上級生が見つめています イザベルにキャサリンはその上級生がベリ
ンダ・タワーというこわい5年生であると教えてくれます
自習室でおしゃべりしていると5年生のケイ・ロングデンの部屋に行き、ストーブに火
を付けてトーストを焼いくようにとジャネットを呼びにきました ジャネットが席をた
つと
「まって ジャネット そんな生意気な人の所へどうしていくのよ?」イザベルが呼び
止めます
「そうよぉ わたしだったら絶対行かないわ それに人のストーブに火なんかつけてや
るもんですか!」パットがまくしたてます
「そんなことメイドにやらせればいいのよ そうでなきゃケイが自分でやればいいんだ
わ」
「つぎはきっとあなたたちの番よ 気をつけた方がいいわよ! ふたごちゃん」ジャネッ
トがそう言い残して行ってしまいます やきもきしているヒラリーが事情を説明してあ
げます
「ふたりとも 5、6年生になると自習室は2人で一部屋使えるのは知っているわね 
そこではお茶を飲んだりケーキを食べたり いろんな事が自由に出来るの そんなとき
下級生に手伝わせるのよ 下級生は言われたとおりにしなきゃいけないの それがこの
学園の習慣なのよ」
「誰もそんな事で腹なんかたてないわ 私たちも上級生になったら下級生を使う立場に
なれるんですもの」とキャサリンも説明します
「わたしの両親は ぐうたらな上級生を世話するためにこの学校にいれたわけじゃない
のよぉ! どんな命令だって聞くもんですか!!」パットは言い返します
「あぁぁあ・・・おばかさんね あんまりつっぱってばかりいると学校中の嫌われもの
になるわよぉ」ヒラリーが深いため息をつきました
シェイラとも言い争ったパットとイザベルは、気晴らしにグランドに出てラクロスのシュ
ートの練習をします それをまたも5年生のベリンダがじっと見つめていました
クレア学院に来てからもう3日になりました イザベルとパットは習慣が違うため目を
まるくしています
そのころ とうとうベリンダから パットとイザベルのどちらかが来るようにと呼びだ
しました けれどふたりとも行こうとはしません ヒラリーやみんなは早く行って用事
をするようにすすめます イザベルが行こうとしますが
「だめよぉ! サリバン家のものは他人の靴なんて絶対に洗わないんだからぁ!」
「でもぉ 行くだけ行ってみないと・・・」
ようやくパットはイザベルと一緒に話だけ聞きに行きます でも用事をする気はないよ
うです
ベリンダの部屋の前にくると、パットはノックもせずにドアを開けました
「ノックぐらいできないのぉ 人の部屋に黙ってはいってくるなんて それになんだっ
てこんなに遅いのよ ちょっとわたしは一人でいいと言ったのに それにぼーっとつっ
たったまま・・・あきれちゃうわね ねぇ パメラ?」
「ほんと ほんと」
5年生のベリンダとパメラはあきれかえってしまいました それでもせっかく来たので
ベリンダは ふたりにストーブをつけてお湯を沸かし靴を洗うように命じます
パットは納得できません きっぱりと断ります それを聞いたベリンダは外出禁止を命
じました パットは納得できないのでベリンダに言い返しました
「パメラ?聞いたぁ?今の・・・」
「こんな事言い出す下級生なんてはじめてだわ・・・」
「クレア学院の歴史はじまって以来じゃないの?これは大変な問題になるわよぉ」
「・・・大変な問題・・?」イザベルは急に不安になってきました
「とにかく 6年生の生徒会長のウイニィ・フレッド・ジェームズにどちらが正しいか
聞いてごらんなさい!」ベリンダはもうカンカンです

「ねえ パット 事を荒立てないで言う事を聞いた方がいいんじゃない・・・?」イザ
ベルはパットをなだめはじめます
「冗談じゃないわ!徹底的に闘うのよ!」
とうとうウイニィ・フレッドの所にやってきました 今度はノックをして入ります
ウイニィ・フレッドは一人で自習室を使っています ここクレアでは生徒会長は1人で
自習室を使えるのです
「ところでなんの用事なの?」
「はい 実は5年生のベリンダがわたしたちに靴を洗えだのストーブに火を付けてお湯
を沸かせとか命令するんです 嫌だと言ったら 外出を禁じるって! そんな事許され
ていいんですかぁ?」パットが熱弁をふるいます
ウイニィはこの学校の習慣で 郷に入れば郷にしたがえと説明します
「こんなくだらないやり方に従いたくないわ!」パットは退きません
ふたりはレッドルーフス学園ではそんなこと自分でやる必要がないことや靴の洗い方な
どしらない事を説明しました さすがにウイニィはあきれかえって
「まあ あきれたぁ その歳でそんな事知らないなんて ひどすぎるわ! それならな
おのこと すぐ覚えなさい! そしてベリンダの所に戻って言われたとおりにしなさい」
もうパットはむしゃくしゃして気がおさまりません
「今学期中 一度も街へでられなくったって ベリンダの汚らしい靴 洗うもんですか」
「・・・そうは言うけど わたしは新しいヘアピンを買いたいし・・・」
「そりゃあ わたしだって街へいきたいわよぉ!!」
「だったら もう十分抵抗した事だし このへんで手をうってベリンダの・・・」
「自分一人でやればいいんじゃないの! イザベル! わたしは ぜったぁいにやりま
せんからねぇ」怒ってパットはどこかへ行ってしまいました
「んもう パットのいじっぱり・・・」イザベルは困りはててしまいました

一人で考えごとをしながら庭をあるいていると寮母先生が
「どうしたのぉ パット? 何か悩みでもあるの?」
「いいえ・・・別に・・・」寮母先生にはパットとイザベルの区別がつかないようです
 イザベルはとても良い考えを思いつきました
イザベルは一人でベリンダの部屋に行きました
「失礼しまぁぁす・・・出かけちゃったのかしら? どうしたら綺麗にできるの?」汚
れた靴を持ってたたずんでいると
「手伝ってあげましょうかぁ?」キャサリンは靴の洗い方 ストーブの火の付け方を一
緒に手伝ってくれました
「キャサリン ほんとうに大助かり! 感謝してるわよ」
「そんなぁ・・・でも喜んでもらえてとても嬉しいわ」
無事 用事が終わり待っていたらベリンダ達が帰ってきました お湯が沸いていないの
を見て 物事には順序があって手際よくするように注意されます でも パットが手伝っ
てない事を知るとベリンダは怒りだし パットの外出を禁じてしまいました

その夜 またベットの中でふたりでこそこそ話をします イザベルはふたりが髪型を変
えてパットがイザベルの振りをすればいいと言います
パットがイザベルに化けて キャサリンと街へ出かけました イザベルはパットの振り
をして校内を歩いていると ベリンダから呼び出されました
パットに化けているイザベルはばれるのではないかとドキドキしています でもベリン
ダは意外にも
「パトリシア・サリバン あなたは上級生の言う事は聞かないけれど それは考えない
事にするわ 何回か見たけどあなたはラクロスが抜群に上手いわ だからあなたを土曜
日の試合に選手としてリストに入れます キャプテンとして個人的な感情は抜きにして
ね」
聞いたイザベルは大喜びです パットが街から帰ってきました
「パット! ベリンダがあなたをラクロスの選手のリストに入れるんですって! そし
て今度土曜日の試合に・・・」走ってきたためイザベルは息をきらしながら話しました
「なんですってぇ!? わたしを試合に出してくれるんですって!?」
「そうなのよぉ パット!」
「パットって・・・こっちがイザベルじゃないのぉ?」キャサリンはどちらがどちらか
わからなくなりました
「・・・もし ほんとうに意地悪だったら わたしのことずっとのけ者にするはずなん
のに・・・ ベリンダってなんて心が寛いんでしょう」夕焼けの陽を浴びながらじっと
なにかを考えています
「パット・・・あなたが何を考えているか わたしにはよくわかるわ」
決心したパットがイザベルに叫びました
「これからベリンダの所に行ってくるわぁぁぁ!」

パットはベリンダに謝ります
「さっきあなたが話をしたのはイザベルなんです わたしはそのイザベルに化けて街へ
行ってたんです はじめはあなたを見返すためかっこいい事をやってると思いました 
だけど・・・ずるい・・卑怯な事だとわかりました 恥ずかしい事だと気がつきました
・・・ここに来たのはラクロスのメンバーに選んでくれたお礼を言いたかったんです 
でも もちろんこんな事をした以上は 試合に出してもらえるとは思っていません わ
たしは間違ってました これからはイザベルと一緒に仕事を分担してやりますから な
んでも言いつけて下さい・・・あたしは・・・ほんとうに バカで卑怯でいじっぱりで
した・・・ごめんなさい」
「おまちなさい 私にも言わせて! 自分のした悪い事を認めるのはとても勇気のいる
ことだわ 土曜日の試合の相手は強敵よ がんばって!」
「ベリンダ・・・」
「あなたは 確かに生意気でいじっぱりだけどそのファイトをおもいっきりラクロスに
ぶつけてね! ラクロスはあなたの持っているそのファイトこそ必要なスポーツなのよ」
「はい!」ドアの外では目をうるませながらイザベルが中の様子を聞いていました

★終わり
								MASAMI KUN
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