#83 Article 127 Posted at 1991/08/06 22:26:50 by KINMA (MAP814) [YAMATO]
Subject: Re:*11 新たなる旅立ち /126 .... /117 /116
☆前置き 実は、このボードの上の方を読まないで(ボードの雰囲気を知らないで)アップする という非礼な事をしてしまいました。この点はお詫び申し上げます。ただ、自分の思い はありますので、私の思うところをお話しさせて戴きます。 ☆なぜ、私は「新たなる~」以降のヤマトを評価できないのか?。 正直なところ、感情的な問題で、作品の絶対的な質の問題ではありません。ひとつは 「さらば(映画版)」で、憂愁の美を飾って欲しいという個人的な欲望を完全に裏切ら れた事。もうひとつは、その結果出てきた作品に前作を越える斬新さをまったく感じな かった事。この2点です。 初代ヤマトはお子様向けの臭いの消えないTVアニメに感じていた不満を一掃してく れました。さらばヤマトは初代ヤマトで確立した手法を昇華し、浪花節を謡い上げてく れました。特に、さらばは徹夜で映画館に並び、ワクワクしての開演、度重なる困難に 直面したキャラ達との一体感、報道管制された超巨大戦艦に対面した驚き、そして作品 の意志が観ている私の心を揺さぶりました。目頭をおさえて拍手した時の感動は一種の 宗教儀式のようでもありました。その結果、私にとって以後のヤマトは存在してはなら ないものになったのです。 しかし、新たなるヤマトは発進しました。それはアニメ作品としては及第なものだと 思います。ただし、さらばを越えるものではなかった。さらばを経験し、さらなるもの を求める私に取って、新たなるヤマトは相対的に低い評価を与える事しかできないの です。ただ私には、もしも「新たなる~」がヤマトを背負わなかったら、単なる及第 作品の製作にGOはかからなかった気がするのです。この感触が「過去の遺産を食い つぶしている」という言葉です。 ☆なぜ、みんなが「新たなる~」以降のヤマトに冷たいのか?。 私には以下の3つの理由があり、悪循環を起こして、最終的にヤマト否定がアニメ ファンの風土として定着してしまったのだと思います。 1:私同様、それまでのヤマトに対する思い入れが強すぎ、以後のヤマトを受け つけられなかった。 2:ヤマトの浪花節的手法に飽きてしまった。また、それと相反する手法(絶対 正義の否定等)に転ぶために、ヤマトを否定せざるを得なかった。 3:本来の作品とは別の部分(西崎氏の姿勢、お粗末なSF考証等)が、つっこみ 遊技の格好の対象となった。その結果、話題が作品を離れて低俗化した。 どれも、作品の絶対的な質によるものではありません。ヤマトに惹かれた人が多かっ た反動を「新たなる~」以降のヤマトがモロに受けたと思っています。 ☆なぜ、私は「新たなる~」で爆笑してしまうのか?。 SF考証はヤマトの骨格ではありません。適当でいいのです。ヤマトは、人情ドラマ とか、浪花節とか、男のロマンとか、自己犠牲の美しさとか、お涙頂戴とかいうものが 作品の中枢だと思います。この作品世界に埋没できれば、それは大きな魅力です。でも 一旦否定的な目で見てしまえば、悲劇が喜劇と化し、キャラは滑稽なピエロになるの です。 乱文長文、お許しください きんま P.S. 私は「新たなる~」以降がキライではありませんが、歪んだ見方しかできないの です。