#82 Article 3793 Posted at 1996/10/15 04:16:53 by かくた (MAP4496) [GUNDAM43]

Subject: Re:*4 別冊JUNE11月号 /3791 ... /3296(#194) /3291(#194)

>  えっ? 79年なら小学生だったんじゃないの?>かくたさん

早生まれなもんで中学1年でした。きっと同学年でしょう。
(大学は一浪したからね)

>  そうか、かくたさんはわかっていたのか。すごいなあ。僕なんか当時は、

 あれ、「間男」ってなんなのか知ってたかって話じゃなかったんですか?
 とまあ馬鹿はさておき、「オリジナルアニメ」という言葉が当時はまだ意味を持っ
てたんですよね。制作側がワンカットワンカットに「意味」を盛り込もうとしてた。
そして視聴者はそれを取りこぼしなく受け止めようとしていた。
……いい時代だったんだなぁ。


 実は『ガンダム』はじめとする富野作品てどーにも衒学趣味的な気がしてあまり好
きじゃないんです。『Z』以降ほとんど観てませんし。『イデオン』の「イデ」はプ
ラトンから来てるなんて話を読んで、ガキのころはおーすげーと思ったけど、今は
「だからどーした、恥ずかしいからやめろよー」とか思っちゃう。

 第1作の最終回なんて10数年前に再放送で観たきりだからよく覚えてませんが、TO
SHIさんのart.を読んでちと考えたことだけ書こう。

>  意気揚々と乗り込んだアムロくんは現実に負けて共同幻想へ回帰した、

「共同幻想」てのは「イデオロギー」(広い意味ね)の吉本隆明流の訳語なんですよ
ね。「幻想」というと悪い意味にとられがちなので、そこからイメージが増幅されて
言葉だけが一人歩きしてる感じがします。ま、そこらへんが吉本の詩人たる資質なん
でしょうけどね。

 閑話休題、あれは現実に負けたんじゃなくて、帰るべき現実こそがあの救命艇だっ
たんじゃないでしょうか。アムロって最初は嫌々戦ってたくせに、自分がニュータイ
プだって知って以降はけっこー積極的に戦うでしょ。で、舞い上がってたのが最終回
にわれに帰ったと。
 テレパシーで仲間を救命艇に導くところ。あれで初めてアムロは仲間と繋がれたん
じゃないだろうか。依拠すべきもの、守るべきものはそれなんだと気付いて。
……なんだ、『エヴァ』と同じじゃねーか(爆笑)。

            ガキの頃はそんなこと考えもしなかったけどね かくた