#82 Article 1553 Posted at 1994/05/04 17:07:52 by ゆ~さく (MAP1754) [GNO.02]
Subject: Re:*6 ナイスガイ! チボデー・クロケット /1549 ... /1544 /1543
ここんとこ書き込めなくて、「G」についての感想を入れられませんでした。 ワタシは1話も2話も、熱狂して観ていたんスけどね。 しかし色々意見はある様ですが、やっぱりこの作品の抱える最大の構造的欠点と いったらやっぱり『ガンダムでもないのにゴーインにガンダムの名を冠し ちゃってる』所でしょう。これに比べたら後のどんな問題だって微々たる物。 『洒落』よりも「ヘ理屈」を好むファン層はそれだけで付いて来ないだろうし、 小学生辺りの客層も特に高学年以上はこの違和感に白ける奴が多いと思うよう。 さらには、否定的な…「揚げ足取り」のスタンスでバカにされながら観られちゃうと 「面白さ」が伝わる前にその観客と物語は簡単に断絶してしまう、その内容。 それは、そのように観てしまう事は、その観客の「観賞に際して守備範囲の狭い、 単純で固い未熟なアタマ」を示している事に他ならないのだけれど、 しかし強烈な違和感からそうしてしまっているヤツは多いと思う。 つまりこの作品は始めっから、大変な逆風の上に立って作られてるワケで。 * 「上にいる奴等は、下の者の事なんかこれっぽっちも考えちゃいやしねぇ…」 「ガンダムファイトの夜明けか…また嫌な一年が始まりやがったぜ…」 ^^^^ これらの台詞が、スタッフの独白の様に聞こえたのは私だけではないでしょう。 すでに腐れ切っている「ガンダム」というネタ。やりたい事は他にいっぱい あるのに、その腐れた看板を「嫌」でも背負わなければならない状況。 しかし、サンライズ系で唯一「本物の」尊敬し得る脚本家・五武先生と、 何でもかんでも「ミスター味っ子」にしてしまう希代の個性派熱血監督・ 今川氏のコンビは、腐れた看板を背負わされたからといってこの作品を 単なる敗戦処理にしてしまう事はガンとして拒んだ様です。 逆に、昨今のアクションアニメ(と称する物)がすっかり放棄してしまった、 「『絵』を創る」という仕事を、スポンサーが出した多大な製作費でもって 成し遂げてしまおうとする、その根性。うう、燃えまっせ。 観た所、今川監督は「メカアクション」よりは人間の「格闘」を描きたい様だけど。 思えば「ガンダム」が全盛の頃、「ロボット」を「戦闘機」の様に描いてみせた 富野監督に対して、高橋監督は「ボトムズ」でそれを歩兵クラスの携行火器の 様に扱って見せた。さらに今、今川監督は人間の「格闘技」のサポートシステム として描いてみせようとしている。どれも個性があって、良いよい。 トレースシステムや必殺技の機構に関しても良く考えてある様だけど(特に ビームの直撃を受ける最中、いかにも「仕事してますよ」と言った風に複雑な パターンで発光するスーツ、ドモンがダメージを確かめる様にそれに目をやる シーンがgood!説明等一切無くても理解できる上に「絵」としてもカッコいい)、 しかし監督は どっちかってっと「格闘者の肉体の美しさ」を描こうとしているみたい。 多分兵装の始動キーにでもなっているのであろう、「銀の足ィ」とかなんとか ほざきながらクラウチング・スタートの様なポーズを取るネロスガンダムの パイロット(名前忘れた)がカッコいい! ドモン「貴様が銀の足なら…俺は黄金の指ィィッ!」 ゆ~さく「うひゃ~~っ!!(笑)」 ドモン「…ならば!…必殺ッ! シャイニング・リッガァーッッ!!」 チボデー「オーマイガァーッッ!!」 ゆ~さく「おーまいがぁーっっ!(笑)」 ドモン「チボデー・クロケット…ナイスガイ!」 ゆ~さく「な、ないすがい(笑)!!」 とかなんとか、ワタシは熱狂しつつもゲラゲラ笑って観てます(^_^)。 放送以前にも書いたけど、「ぐわぁ~っ」とか叫びながら黒ポリゴミ袋を 身体に巻き付けてるドモンがカッコいいながらも笑えるぞ(笑)。 これ、都条令で「黒いのは禁止、半透明にしろ」なんて言われちゃったら困るなァ。 * とにかく、こんなにも面白いのに宿命的な欠陥(腐れた看板)を背負って しまっているこの作品、一般への受けは…どうなのか。あまりスンナリと 受け入れてもらえないかも知れない。 こんな時こそ、「頭の柔らかい」、受け手として成熟したファンの音頭取りが、 率先して胸を張って『面白い!!』と言い放つ事が必要なんじゃないかと 思いまっす。 ゆ~さく!