#8 Article 865 Posted at 1989/07/05 15:04:11 by ISAM (MAP1129) [TOP]

Subject: Re:*6 Re:質問 /864 .... /855 /853

というわけで、たぶん僕一人が違う意見を持っているみたいなので、その点について
説明させていただきます。
 まず僕はTOPはSF云々を論じる前に「ロボットアニメ」である、と思っています。
ゆえに科学的な厳密さを必要とするとは思えません。ただしそれが「ロボットアニメ」
であるということを危うくするようなものであるときには何等かの釈明が必要になるで
しょうが・・・(しかしSFはそのサブジャンルとしてスペースオペラという科学的な
部分をスキップした作品群を持ちますから、同様にTOPも「ロボットアニメ」という
SF内ジャンルの1作品として位置づけるのは可能だと思います)
 たしかに「ウラシマ効果」はTOPの設定の中でもストーリーに必要不可欠なもので
す。ブラックホールも要ります。ワープも必要でしょう。しかし、だからといってTO
Pがほかのロボットアニメよりもずっと科学的に正確だ、とか、ずっとSFだ、とは言
えないのではないでしょうか?
 例えばタンホイザー理論と、超合金Z・光子力エネルギー、ミノフスキー粒子などは
等価なものであって、そこに優劣があるとは思えないということです。

 ではTOPの価値とは何か? というと僕が考えるには、「巨大ロボットの復権」に
あると思います。
 近年、隆盛を究めたシリアス(アダルト)ロボット物というジャンルにおいて、シリ
アスさを追及するあまり複雑なストーリーの中に埋れて失われつつあった、主人公と主
人公メカのヒロイズムというものをTOPは取り戻していると思います。
 それは、従来のアニメではマニア受けという方便を使いながら、ストーリーの進行等
を演出や脚本が頭を使わなくてもよい方向に持っていっていたのを、TOPは本当にマ
ニア受けに作っているせいなのでしょう。
 ゆえに(僕がマニアかどうかは判りませんが)最後まで主人公が主人公であり続け、
前向きであるTOPという作品に深い満足を覚えたのでした(そしてパトレイバーには
失望した、というわけやね)。

  だから適当なSF考証なんて無いほうがまし、と思っている ISAM