#8 Article 168 Posted at 1987/06/27 19:47:55 by 相友 優 (MAP268) []
Subject: 不良LDの状態
うる☆50枚LDを買った人に捧げる、盤そのものの不良の見分け方 糊: これは2枚の盤を張り合わすために、全盤にこの糊による不良が出る可能性があります。 1.鏡面に糊が張り付いている。(傷かごみのように見えることがある) 2.(主に張り合わせの問題ですが)糊によって反射面(張り付け面)が浮いてい る。(空気もしくは不純物混入の可能性もある。ちなみに日立、パイオニアのどち らのプレスも今はこれは殆ど出ません) 傷: プレスマシーンによって付けられるケースがある。 現在はほとんどでない。 大体これら2つの症状でめだか状のノイズになります。 偏心: 日立プレスに多いがカラージッターやモアレ(クロストーク)が出易い。 1.偏心では↑の様な症状。 2.偏心以外にリングのサイズが合わない。 これらの場合(日立プレスは減ったもののまだ有る)はプレイヤーにも悪影響が出 る可能性があるが(つまりスピンドルに無理な力がかかる)偏心と区別があまり付 かない(付いたところで消費者では意味がない、日立の技術者にでも説明してやる しかな� 「なぁ)。 これがひどいとプレイヤーが暴走する事があります。 (私は何度かやられましたが) 不純物混入によるごみ: このパターンが最悪で画面にライン状のノイズになって出る。 1.不純物 黒い粒状のごみが鏡面の材質に紛れ込み起きる。見ればすぐ分かる程 度(といっても0.3~1ミリ位の粒だが)なので、画面上ではかなり長い時間出 る。 2.空気 目に見えづらいが、画面にドロップアウトを発生させる。普通「泡」と 私は呼んでいる。これは見て検知するしかない。 これはCLVの場合には下から上に向かって流れるライン状のノイズ、CAVでは1ライン(から2,3ライン)の固定のノイズとなって現われます。 そり: これはしょうがないですね、必ず起きます。圧力をかけて矯正してもあまり直りません。が、対策方法はあります。 この辺迄はハード的に(盤そのもの)分かる範囲です。 その他避けられないものとして、カッティング時に起きるものがあります。 レーザービームの途切れ: 世の中の人にはLDだから完璧だと思っている人もいるでしょうが、LDには重大な欠点が有ります。それは、カッティング時にビームが途切れればドロップアウトが生じるということです。当り前のように聞こえるかも知れませんが、カッティング用のレーザービームは1時間に� Q~3回は必ず途切れ、運が悪いと10数回途切れます。嘘かと疑うかも知れませんが、これは本当で、実際そのためにプレーヤーにはビデオと同じドロップアウト補償回路が付いています。この為マスターで起きたドロップアウトは、再プレスされても同じで(再びマスターを起こ すまで)出ます、当然ながら同じ場所で。 また、お店や自分の家へ持ってきてから起きるもので(プレス後の問題として)反りがやはりこわいです。 そり: 2枚を張り合わせているLDでは起きづらいはずですが、反面なってしまうとなかなか直りません。困った物ですが、仕方ないでしょう。で、対策方法は「反らせないようにする」ことと「プレーヤー側が(つまりピックアップ)反ったものをよむ」か「反りを直すこと」でしょう� Bで、これら2つはもう行なわれているでしょうから、直し方ですね。 そりの直し方: CLVは以下の時間で、CAVは何処でもいいですが 1.プレイヤーに反ったLDをかける 2.最内周(つまりTIME00:00)でポーズする 3.数時間このままにする 4.ポーズを解除して最外周を再生します 5.クロストーク、カラージッター等が減少しなければ2から繰り返す。 と、これが相友優式反り解消法ですが、直っても冷える(プレイヤー内部は暖かいのでその効果も利用している)と元に戻り易いのでジャケットにいれて圧力(均一に)かければ ..... 良くはなりますが、直ることはありません。 これは反りづらいの裏腹で反ったら直らないということです。 ですからLDは反らさないようにしましょう。 糊: 糊は2種類の材質を混ぜて固めるタイプで、片方はアルコールに溶けないのですがもう片方は溶けます。で、糊があったからといってアルコールで拭いてはいけません。盤の鏡面が白くなってしまいます。(まあ、溶けますけどね) 対策はトリクロロエタンで拭くことです。これはいわゆる「カメラのレンズクリーナー」とか入手し易いところでは「リキットペーパーの薄め液」で売られています。薬やさんに行って(はんこがいりますが)入手することもできます。これはなかなか便利な溶剤で、ビデオのヘッ� hなども掃除するには適しています。(ゴムを溶かす力がありますから気を付けて)で、話がそれましたが、それを少し綿棒に付けて糊を軽くこすれば取れます。 あまり大量に付けると(もったいないし)盤にもあまり良くないので、ちょっとで溶かすようにすればいいでしょう。 と、これくらいでしょうか、盤そのものに付いては。 あと、プレイヤーの暴走、気温と湿度の関係、など色々有りますが、この辺で。 相友 優