#74 Article 13726 Posted at 1997/02/18 01:23:05 by ウメポン (MAP2007) [ROOMMATE]
Subject: 『ROOMMATE~井上涼子~』同居日記
『ROOMMATE~井上涼子~』ですが、発売前から気になって気になって仕方が ありませんでした。 というのも、「自然体でできる」ゲームだなぁと思ったからです。 僕は、RPGやアドベンチャーは、あまりやりません。自制心が無いというのもあり ますが(^^;)どうしてものめりこんでしまって連続で徹夜してでもクリアしたくなって してしまい、いつも後で後悔してしまうからなんです。 「ああっ、もっとやることあったろうに」と。 だから、気軽にやれるシューティングなどが中心となってしまいました。 ところがROOMMATEは、そんな無理をプレイヤーに要求しない、むしろ無理を すると魅力の大半を殺いでしまうゲームであり、「気軽な息抜きとしてのゲームを求め ている僕」にはすごいゲームだと思えたんですねぇ。 そこで、どれだけはまっているか(大笑)、日記などをあげたいと思います。 題して『ROOMMATE~井上涼子~』いかれた同居日記シリーズ。 <2月13日(木)> 前からさんざん騒いでいた(笑)サターンのゲーム『ROOMMATE~井上涼 子』。発売日が2月14日と発表されたときから深刻な悩みが発生してしまった。 その日は学校のサークル合宿の初日であり、たとえ行く前にゲームを買ったとし ても家に帰ってくるまでプレイするどころか画面を見ることさえ出来ないのであ る。 このゲームは完全に「普通の時間」に同調していることを売りにしており、「プ レイ推奨期間」も発売日より3ヶ月のみ(のはず)。初回特典の申し込みも発売日 より一週間だけと、何から何まで発売日(に限りなく近いリアルタイム)を狙って いるゲームなのだ。これで4日ほど出遅れるのは、それだけゲームを堪能できない ことを意味する。 だから、合宿を1日遅刻して、少なくとも起動だけはしておこうかと思ったこと もあるぐらいだ。そうすれば「3日だけ留守にした」ということになるからだ。 「ゲームごときにそこまで……」と思いつつ、池袋のお店周りをした。1日ぐら い早く出ているところはないかという思いで。 すると、ありました! こじんまりとしたゲームショップに。さすがに大規模店 ではないだけはある(笑) 店頭に残っていた一つをつかみ、レジへ。……僕の前のおじさんも持ってまし た。 そのあとバイトへ行って、終わったらとっとと帰宅。電車の中でこそこそと説明 書を見ます。 「ゲームを始める前に、セガサターンの内蔵時計を現在時刻に合わせて下さい」。 ふむふむ。それが売りなんだから当然だな。早めたり遅くしたりするのは邪道じゃ (笑) これはともかく、すごいのはこの一文。 「このソフトはプレイ中に自動的にセーブを行います。「涼子」が画面に表示され ている状態で電源を落としたり、リセットボタンを押すとセーブデータの内容が壊 れてしまう場合があります。画面上から「涼子」が消えるまで、絶対に電源を落と したり、リセットボタンを押したりしないようにしてください。」 つまり、ふつうのゲームのように「肝心な分岐点でセーブしておいてさかのぼ る」ということがまったく不可能なのだ。しかも、いらぬリセットなどを試みたり 停電したりするとそれまでの生活が消える、もっとすごい言い方をすると僕の知っ てる涼子ちゃんは死んでしまうのだ。 また、雑誌によると「先を見ようとか会う回数を増やそうとして変に内蔵時計を いじくると、変なことになります。たとえば数ヶ月時計を進めたりするとそれだけ 会ってないことになり、仲が進展することもありませんし、それを悔いて内蔵時計 を戻してもデータが変になるだけで取り返しの付かないことになります。ちゃんと 現実の時間に合わせてプレイすることをおすすめします」みたいなことが書かれて いる。 すっげぇ、こんな変なゲーム見たことないぞ(笑)。つまり、「発売日(に出来る だけ近日にち)」からプレイすることを推奨し、「決して後戻りできない」という ことは相当すごいことし画期的だということだろう。 たとえば3ヶ月たって仲が全然進展しなく、それに不満をもってリセットしたと する。でもこのゲームの売りでもあり魅力でもある「現実にリアルタイムに合わせ る」という趣旨を尊重する以上、再プレイ開始日は当然5月○日と言うことにな る。となると季節特有のイベントなどに再挑戦するということは不可能なのだ。 つまり、「ひなまつり」の日にまずいリアクションをとってしまったとする。だ が再プレイを開始しても、ひなまつりは当分先。悔いて反省しても、もう二度と違 うリアクションは試せないのだ。リアルタイム制を捨て、内蔵時計をタイムスリッ プさせてリアリティを損なわせない限り。 そんなせこいことをせず、忙しくて会えなかった(ひんぱんに起動できなかっ た)ならそれなりに、生活時間帯が涼子ちゃんと会わなかったらそれなりのゲーム の結果・リアクションを甘んじて受けるしかないのだ。それこそ従来の「攻略対 象」という不毛なゲームからの脱却であろうし、極めて個性的なゲーム結果の創出 となるのだ。そう、その時こそ「井上涼子」が体感できるわけである。(プログラ ム云々の無粋なことは言わないことが大切(笑)) 家についたら飯も食わずに早速セット。電源を入れようとして、はたと困ったこ とに。「これって発売日に合わせてプログラムが組まれているわけで……前日に やったらどうなるんだ? まさかバグったりしないだろうな?」 おそるおそるスイッチを入れる。 まずタイトルロールが流れ、「昨日の夜」として、涼子ちゃんが駅前から「お れ」の家へ歩いてくるシーンが描かれる。 彼女を玄関で迎え、家の中に入れ、部屋に案内し、自己紹介し……これらが昨日 の回想として描かれ、今日になった。 今のところ、特にバグはない。(自己紹介の時に名前や生年月日、年齢等を入れ るのだが、当然すべて真実を入れる。三木台風などとは入れない(笑)) そこで、彼女の部屋をノック。「今勉強中なので、邪魔をしないで下さい」と言 われてしまう。 これで、終わり(大笑) 家の中をうろつくことはできるが、なんのリアクション も起きないのである。 いくらリアルタイムとはいえなんなので、外出(涼子ちゃんが目の前にいないと きにリセット)する。 家に帰る(再起動)すると、いきなりゲーム画面(家の中の様子)に。そう、タ イトルロールも何も出ないで、いきなり仮想現実に引きずり戻されるのだ。 と、「がちゃん」という音。急いでキッチンに行ってみると、涼子ちゃんが食器 を割っていた。何か作ろうとしたらしい。 謝る彼女に「気にしないで」といいつつ、会話を楽しむおれ。 一通り会話が終わると、なんと彼女は部屋に戻って、また勉強を始めてしまっ た。 なんなので、また外出し、すぐ戻る(笑) すると、今度はハーブティを入れてくれた。そのあと、彼女が部屋で作っている ハーブの話などになる。 また勉強に行ってしまったので、早速外出。 戻ると、彼女はリビングにいて、愚痴を言ってくる。なんでも今日、学校で数学 の教師に嫌みを言われたらしい。数学が苦手だというのは昨日の夜に(という設定 で)された自己紹介で分かっているので、慰める。 一通り話し、彼女はまた勉強に戻ってしまった。 このあとは何度外出しても、部屋で勉強中。いちいちリビングに出てくる時間で もないということだろう。(22時~24時) ちなみに0時過ぎに戻ってみると、しっかり「眠いんで邪魔しないで下さい」と 言われる。ごめん、悪かった(笑) 明日の朝会ったら、僕は四日間ほど留守にしてしまう。帰ったとき、なんと言わ れるのだろうか。リアルタイム恐るべし。 そういやバグは起きなかったな。正式な発売日である明日は、どうなるんだろう か? MAP2007 ウメポン