#72 Article 1614 Posted at 1991/06/28 00:37:36 by 根本 剛志 (MAP1144) [NO.R01]
Subject: Re:*9 「内木さんが21世紀に」 /1607 .... /1594 /1591
う~~いかんいかん!! 遅れてしまったわひ(^^;)。 では、なびきさんからのつづきですぅ(クスクス)。 ------------------------------------------------------------------------ 春日家に向かうエリ。その足取りは・・・ いや、足取りなどと言う生優しい ものではなく、せっぱ詰まった懸命の走りで、エリはチンプイの元へ向かってい た。 「何か・・・ 胸騒ぎがするわ・・・」 そう。虫の知らせと言う奴をエリは感じ取っていた。今回のワンダユウの行動 には(まぁいつもの事であるが(^_^;))何かあるに違いない。垣根を飛び越え、 公爵夫人の罵声もなんのそのっ! 脱兎のごとく、エリは階段を駆け上がり、ド アを開けた。 「チンプイ! ちょっと聞きたいことがあるんだけ・・・ どぉ!?」 そのエリの目に入った光景は、恐るべきものであった。『無数』のカップ麺の 空容器が散乱する自分の部屋を見た瞬間に、エリはこの事態に何がどうなったの か皆目見当がつかなかった。 それからどのくらいの時が流れたか・・・ エリはやっとのことで我に帰り、散乱する空容器の山の中を掘り返し始めた。 程なく、チンプイは発見されたのだが・・・ しかし・・・ 哀れ、見るも無惨 にチンプイは恐ろしいくらいに腹を膨らまし、しかも心地よい寝顔浮かべている ではないか。 「な、なんなのよぉ・・・(・_・;) こらっ! チンプイっ!!」 前後左右、上下に振り回し(!)。オマケにローリングまで行うが(笑)それでも チンプイは表情一つ変えずに安らかに眠っている。エリはエリで、その表情はチ ンプイ発掘(?)以来変わりっぱなし。怒りの表情は懇願の表情へと変わり、なん としてもチンプイに起きてもらおうと必至になっていた。 だが、それは無理と言うものであった。 チンプイはワンダユウの、この無数と思われるカップ麺の中に盛られた『絶対 無敵睡眠薬』で幸せな眠りの世界の中に埋没しているのだ。腹がはち切れんばか りになっても、この幸せそうな表情が一向に苦しみになっていないところからも ソレは伺い知れる。されど、ワンダユウの企みを知るには、そしてソレを阻止す るには何としてもチンプイの協力が必要なのだ!! 「お願いよぉ! チンプイ、目を覚ましてぇぇぇっ!!」 エリの願いは、空しく春日家にこだまする。そのこだまがエリに更なる不幸を もたらそうとは、エリ自身思いもしなかったが。 「エリ。どうしたの一体・・・・・・」 公職夫人の、エリの部屋を見た反応は御想像にお任せしよう(笑)。これにより、 エリは決定的な遅れを、ワンダユウに対して取ることになるのである。 タイムワープ中のワンダユウの宇宙船では、かしこまった内木と、何やら不気 味な笑いを浮かべているワンダユウとの奇妙なコンビが無言で未来を目指し時空 を飛び越えていた。宇宙船から見える風景は、原色の絵の具をまき散らし、ソレ が歪んだような風景が流れていった。 「ワンダユウさん。これから行く未来は2050年ですよね?」 「その通りでありますが」 「そうすると、僕は72歳になっていることになるんじゃ・・・」 内木のワンダユウに向ける目は、次第に疑いの色に変化してゆく。 「まぁ、そのようですなぁ・・・」 ワンダユウの言葉も、徐々にではあるが白々しいものへと変化していった。 「ワンダユウさん。もしやとは思いますが・・・ 何か企んでいるんじゃないん ですか?」 内木は珍しく、懐疑的と一目で分かる表情をワンダユウに見せた。流石にワン ダユウは、その内木の表情にたじろいでしまうのであるが、そこは老人(笑)。年 の巧で内木を丸め込みに掛かるのである。 「内木君。君の言わんとしていることは分からないでもない。だが、たまにはワ シの行動が真実のものであると言う事を分かってもらいたひ・・・ ワシだって、 ワシだって君やエリさまのお役に立ちたいと思っているんだよぉぉぉぉぉっ!!」 ・・・年の巧も結構ではあるが、これでは単なる泣き落しである(笑)。 内木はそのワンダユウの「うるうる」もので訴える表情に、なかば困ったと言 う表情を浮かべながら、迫るワンダユウを両手で制止した。 「わ、分かりましたよワンダユウさん・・・ だからその表情は止めて下さい」 「分かってくれましたか。このワンダユウ、今とても感動しておりますぅぅ!!」 ワンダユウは宇宙船の中に溢れんばかりの涙を流していた(笑)。 「わ~~~っ!! ワンダユウさん操縦管操縦管っっ!!!!」 「なに大丈夫でござる。さぁ内木くん。2050年に到着ぢゃ。タイムワープ脱 出! ワンダユゥ~~~っ!!」 宇宙船はタイムワープを終了し2050年の東京にその姿を表した。 その瞬間!『バァキィっっっっ!!!!』 何かが宇宙船に衝突したっ!? 「なんだあれっ!」 内木の指さす方向。つまり宇宙船の下方で失神して落下して行く少年と縫い ぐるみ。そして飛行機状の物体があったっ!! ・・・・・・・・・・・・つづく(クスクス) ------------------------------------------------------------------------ 大佐殿。これからの展開は、もうおわかりですね。 ではお願い致します(クスクス)。 根本 剛志(MAP1144)