#70 Article 797 Posted at 1991/11/04 14:52:41 by ジキル (MAP086) []

Subject: カッコウは・・・(本格的秋の夜・・)

『カッコウはコンピュータに卵を産む』上・下巻 各1900円
 著者:クリフォード・ストール 草思社

「いやア~、面白い」帰りの電車のなかから読みふけるって、その晩遅くにには上巻
を読み終わりました。
 SF小説やフィクションではありません。
実話の話を、小説風のスタイルにしてあります。そのためか手に汗を握る読みのスピ
ードを維持できるのにも好感がもてます。ネットワークの技術的話の深みに入らない
もどかしさはありますが、その半面、読みのスピードを維持できます。(このような
スタイルになったのには、ネットワーククラックの手引き的バイブルを嫌ったのだろ
う)
 仕事がら日本の研究機関や研究所に行きますが、この本の舞台の研究機関や研究所
と雰囲気とだいぶ違います。(筑波方面や湯島とはえらいちがいだ、岡崎の基礎研が
わりと近いか・・・・)
その辺も、本のテーマとは違って楽しむ内容の一部です。「石を投げるとノーベル受
賞者に当たるキャンパスも凄い」が、その人と会話や議論ができる環境の凄い。
 コンピュータやネットワーク、ハッカーやラックについて書いた読み物では、技術
的問題や用語もろもろほとんど問題がありません。Aクラスのコンピュータ読み物に
はいります。この手の読み物でいつでも出くわす「ウン!」とか「カチン!」とくる
気になる箇所もほとんどありませんでした。

 日本の一般マスコミ関係者は必読の一冊だと思います。
あまりにもひどすぎますから・・・・

PS:『HACKERS / ハッカーズ』著者:スティーブン・レビー 工学社
これを平行して必読してもらうと幸いです。
本来のハッカーの意味が理解できます(このネットbヘ釈迦に・・・・ですが)
しかし、IBM(バッチシステム)を嫌いインタープリタータイプが愛されるかその
雰囲気が理解できます。
---------(その頂点のMac ユーザー)ジキル(zikiru)  MAP086