#70 Article 6249 Posted at 1998/06/23 09:44:59 by ジキル (MAP086) [NOVEL]
Subject: 小説の表紙イラスト 高野文子
コバルト何々やホワイト・ハート何とかの表紙には、よく「ほ~こんな人が表しイ ラスト描いている」と、つい見てしまうことがありますが、モノがモノで購入して読 むかは別な問題です。 (文庫white heat の表紙イラストが山田章博は買ったが…) 先週も、表紙のイラストに引かれて見入った文庫本が、3冊並んでいました。 『空飛ぶ馬』と『夜の蝉』それに『秋の花』、イラストを高野文子さんが描いてい ました。 これが、先のコバルト何々やホワイト・ハート何とかなら購入したかどうか分かり ませが、創元推理文庫。 東京創元にも、高野さんのイラストを使う人がいるのだと勝手に関心して、日本の 推理小説はめったに読まないのですが、まさに表紙イラストに引かれて、作者、内 容、全て分からないままに、イラストを描いている人が<気になる>というだけでの 乱暴な購入。 購入したこの3冊の小説、読んで面白い。 主人公の、「私」という2年生の文学部の女の子が、波瀾万丈とは少し違う日常的物 語が続きます。 一応、本格推理小説となっているので、本当は<名欄万丈>のはずなのですが、 なにぶん小説の中では、人が死ぬような無粋な殺人事件も起きないので、どちらかと いうと日常生活の中の不可解な謎を、主人公の「私」が体験して行く形式になってい る。そして、読んだ後に<ほっ>と残る爽やかな感じがなんともいえません。 個人的なことですが、この主人公の女子大生の生活(自宅)エリヤが、どうも私の 通っていた高校の近所らしい。 そして『秋の花』の舞台の女子高は、<よく>では ないですが行いたことのある女子高校をイメージしているようです。 漫画『おともだち』の高野文子さんの思い入れからの購入ですが、こんなところで 懐かしく得をした気持ちってのはいいものです。 ただこのシリーズ、先の3冊は2年生の時から始まり、私は結局はまってしまい、文 庫本にされていない『六の宮の姫君』と『朝霧』の4年生卒業、就職と続く、単行本 まで購入。 単行本のイラストも、文庫と同じ高野文子で嬉しいですが値段が、金銭的に痛かっ た。 東京創元社 創元推理文庫 『空飛ぶ馬』 『夜の蝉』 『秋の花』 創元クライム・クラブ(単行本)『六の宮の姫君』『朝霧』…著者:北 村 薫 『おともだと』著者:高野文子 (綺譚社)今は筑摩?から同じデザインで出版 今現在、『おともだち』が1番アニメにして欲しいと、合う人会う人に言い続けてい る作品の一本です。 PS: 読み終ってから気がついたのですが、角川では同著者の『覆面作家…』がでて いますが、こちらの表紙イラストも同じ高野文子さんです。こうなると作家先生の好 みかもしれません。 私としては、そうなると気をよくして『スキップ』と『ターン』も購入して(単行 本=高価ですが)読んでみようかなと思ったりしてしまいます。 - - zikiru MAP086