#70 Article 293 Posted at 1991/01/13 21:58:33 by らいと・ひる (MAP2152) []

Subject: 久しぶりに本で泣きそうになった。

岡野先生の事でかなり、盛り上がっていますね。もちろん「らいと・ひる」も
 
 書き込みを行いました。でも、ここのボードって小説の類も書いていいんですよ
 
 ね。ちょっと、印象に残った作品があったので書かさせていただきます。
 
 
  昨日、やっとJ・ティプトリー・Jrの「たったひとつの冴えたやり方」を買
 
 いました。何かの雑誌で見かけてから、読みたいとは思っていたのですがなかな
 
 か手に入らず、ずいぶんと探したものでした。
 
  さて、感想ですが……………なんて言ったらいいか、最初の一話目が強烈でし
 
 て………別な意味で買うんじゃなかったと後悔しました。駄作だというのではな
 
 く、むしろその反対です。それは、一話目の終わりかたが自分の好みじゃないん
 
 です。わがままな感想なのかもしれませんが、そういう意味でなんです。しかし、
 
 そういう意味では、よくできた作品ではないでしょうか?読者の読みはじめの予
 
 想を見事に裏切ってくれるのですから。
 
  けっこう有名な作品ですから、読んだことのある方も多いでしょう。でも、読ん
 
 いない人の為に一話目だけのあらすじもどきの感想を書きます。
 
 
  主人公というのが、黄色い髪でだんご鼻にそばかすという、まるで「キャンディ
 
 キャンディ」を思わせるような十五才の女の子で、性格もおちゃめでかなりの行動
 
 派。名前をコーティリア・カナダ・キャスといい、みんなからはコーティーと呼ば
 
 れていて、そのコーティーが両親に買ってもらったスペースクーペを改造して宇宙
 
 に冒険に出るという話なのです。ほんと、最初の方を読んでいるうちは、アニメな
 
 んかによくある設定だなぁ、と思っていました。挿し絵も川原由美子さんが描いて
 
 らして、そのイラストがまたかわいらしくて……その事もあって、安心しきって読
 
 んでいたんです………それが、最後の方には………あ…やっぱりそこまでは、書い
 
 てはいけないですね。まあ、一言書くとすればラスト・シーンは感動ものですが…
 
  なんか、わけのわからない書き込みになってしまってすいません。本のおかげで
 
 気分がハイになってしまっているんです。では、最後に本の詳細を書きます。
 
 
 「たったひとつの冴えたやりかた」 ジェイムス・ティプトリー・ジュニア 著
                   
                  浅倉久志 訳  川原由美子 カバー/挿し絵
                   
                  ハヤカワ文庫 【SF テ 3 2】
        
                  定価 540円
 
  池袋が近くでしたら、西口の芳林堂にはこの本の在庫が結構あるようです。
 
 
                              
       久しぶりに、本で泣きそうになった らいと・ひる(MAP2152)