#70 Article 1687 Posted at 1992/12/07 08:39:35 by OG (MAP1820) [MIHA]

Subject: Re: おちゃらけSF /1673

ちょうど話題になっているので、私も感想をば。


 ミサイルに乗った少年、といったら永野のりこだが、こっちはゆうきまさみの
ミサイルに乗った少女が表紙であった。お笑いスぺオぺにはちょっと食傷気味だ
ったのだが、にたにたした顔でレジに持っていったのは、

「反乱軍のリーダー格の赤いトレーラー型ロボットがオライオンという名前だった」

からである。前にもやってるけど、今回もモロ。ホカニモナンニンカデテルシ、セリフナンカモ・・

 自己犠牲の美学に対する反発とか、そーいうのは私も常々「やだなぁ」と思っ
ている点だし、ヒロインの醒めた視点なんかも好きだし(全然かわいくないヒロ
イン、というのは感情移入しにくいけど好きなのだ)、バカSFもハード嗜好も
好きだし、ネタもだいたい判るし、作品自体も好きなのに、どうも違和感がある
のは、ヒロインから作者そのものを感じてしまうからだと思う。主役が男だった
らおかしくないと思うのだが……受けないだろうな。やっぱし。
 『コブテン船長の冒険』は私にもえらいショックで、「ひっぱり虫」は今でも
忘れられない。それだけに「山本弘流のリメイク」にしてはまだまだ不完全燃焼
なのだ。次巻に期待!


 ついでに。

 やっとこちらの本屋に「リゲルのレンズマン」が入ってきた。「ドラゴン・
レンズマン」(表紙イラストは供に幡地裕行)からずいぶんまたされました。
 オリゴナルは勿論、前作のキャラクターも登場して、オリジナルを読みふけ
ったファンとしてはやはり嬉しいが、もはや過去の遺物の感もあるオリジナル
を元に、今風(といってもかなり古いのだが)にするのはやはり大変。
 全3巻通じての伏線は、次作「Z-レンズマン」に繋るとおもわれるラスト
からも読み取れるのだが、果していつ読めることやら。


         昔のスペオペが読めるのは創元SF文庫ぐらいだねぇ OG

/E