#7 Article 788 Posted at 1989/08/07 23:09:37 by BOSS (MAP386) [AKKO]

Subject: ひみつのアッコちゃん第4話(MGC-NETから転載)

Subject: メイプル版アッコちゃん第10話
Name: オータム #61
Date: 9:44 pm  Mon Aug 07, 1989

「アッコ」>第10話「恐怖のスキーレース」   オータム
小説アッコちゃん第10話「恐怖のスキーレース」

 アッコちゃん達は、スキーに来ていました。
 コーチのおじいさんが教えてくれます。
 「スキーはな、基礎が肝心なんじゃ」おじいさんは言いました。「こうし
てな」
 その瞬間、おじいさんは、うぐっと顔色を変えて、そのまま救急隊員に連
れて行かれてしまいました。
 「どうしようか」モコちゃんが言いました。「これじゃあ、教えてもらえ
ないし」
 「しかたがないわね」みんなのがっかりした顔を見て、アッコちゃんは言
いました。「私がかわりのコーチを探してくるわ」
 そして、アッコちゃんは、近くの木の陰に隠れると、コンパクトを取り出
しました。
 「テクマクマヤコン、スキーの指導員になあれ」
 アッコちゃんは、見るからに頼りがいのありそうな、美女のスキー指導員
になりました。
 「みなさーん、アッコちゃんから話は聞きました」アッコちゃんは言いま
した。「わたしが、かわりに教えて上げます」
 「わー、よかった」みんなは喜びました。
 「でも、アッコは?」大将が言いました。
 「え?」アッコちゃんはあわててごまかしました。「アッコちゃんは、急
用があるとかで、帰りました」
 「ふーん」
 「それでは、まず最初に、基本から」アッコちゃんは、強引に指導を始め
ました。「スキーの基本は、なんといっても、直滑降です」
 「えーっっ!」みんなが声を上げました。
 「最初からまがろうなんて考えちゃいけません」アッコちゃんは言いまし
た。「ともかく、真っ直ぐ滑ること。これが、スキーの基本です」
 「で、でも、止まるときは、どうするんですか?」モコちゃんが聞きまし
た。
 「え、そ、それは」アッコちゃんは、悩みました。「それは、直滑降の後
で、教えます」
 「そんなあ」
 「見本を見せて下さいよ」みんなが不平を言いました。
 「わ、わかったわ」アッコちゃんはうなずいきました。「これから、先生
が見本を見せます」
 「わーぃ」みんな、拍手喝采です。
 「いきます」アッコちゃんは、スキーを揃えて、ストックを抜きました。
 そのまま、アッコちゃんは、お尻からすってんころりん、転んでしまいま
した。
 「なんだよ、それ」
 「あ、あははは、これは悪い見本ね」アッコちゃんは、立ち上がると、も
う一度、構えました。
 すると、今度は、転ばないで、滑り始めました。
 「どう、うまいでしょう」アッコちゃんが言い終わらないうちに、スキー
はどんどん加速して、どうしようもない速さになっていました。
 「うわー、とめてぇ!」アッコちゃんは悲鳴を上げました。

 「あーあ、いっちゃった」みんなは、スキー場の柵をこえて、遠く下の方
に滑っていくコーチを見おろしていました。
 「いまの、なんだったのかしら」モコちゃんが言いました。
 「あれ、インチキだぜ」大将が言いました。「実は、オレ、スキー滑れる
んだけど、あいつの言ったこと全部でたらめだぜ」
 「あー、大将嘘ついてたのね」モコちゃんが言いました。
 「だってよお、アッコの奴が始めてだって言うから、一緒にやろうと思っ
て……」大将は、はっとモコちゃんに向かって言いました。「そういうおま
えは、どうなんだよ」
 「ぎくっ」モコちゃんは言いました。「実は、私も、ほんとは滑れるけど、
アッコが始めてだって言うから」
 「実は、あっしもでやんす」
 「あたしも」
 「おいらも」
 「てことは」大将は言いました。「オレ達の中で、滑れなかったのは、アッ
コだけか」
 「そういうことになるわね」モコちゃんも言いました。
 「おい、アッコはどこに行ったんだ!?」大将が言いました。「みんなで
探しに行こうぜ」
 「賛成」モコちゃんも言いました。
 「よし、みんなで手分けして探すぞ!」

 その夜、ふもとの温泉町を、山から転がり落ちてきた巨大な雪のボールが
襲い、3軒の旅館が押しつぶされました。
 そして、なぜか、その雪のボールの中から、目を回した一人の女の子が発
見され、所持品から加賀美アッコというスキー客だと言うことが判明しまし
た。

                                                        おしまい

★解説
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 いやあ、ずいぶんのご無沙汰ですね。
 え? ラト姫を早く書けって?
 まあ、それはおいといて。
 しかし、夏だと言うのに、スキーの話を書いてしまった。みなさん、涼し
いでしょう? それとも寒いですか?
 今回の作品は、メイプルタウン・ネットワークには掲載されません。理由
は、作者が、すでに、定期的にアクセスしていないためです。
 でも、だれか、転載してくれる人がいれば、その限りではありませんが。
 しかし、何ヵ月ぶりのアッコちゃんだろう。半年以上たってますねえ。
 気楽すぎて書く気が起こらなかったアッコちゃんも、ラト姫を書いている
と、気楽なものが書きたくて、つい手を染めてしまいました。
 また、書きたくなったら、書きます。
 そのときまで、ラミパスラミパスルルルルルー。

                     SVD85360/オータム
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