#7 Article 1805 Posted at 1990/05/11 01:54:38 by あっぷる (MAP805) [MINT]
Subject: Re:*10 魔法のエンジェルスイートミント#2「魔女熱でたいへ~ん!」 /1799 .... /1784 /1782
ミントですが、1話は僕の趣味にあわない、というよりは、期待を裏切られたと いう感があります。 最初のミントが掃除機にのっているシーン、これがまずダメでした。ほうき<- ->掃除機という単純な発想は僕の得意とする分野ですが(おいおい)、それ故に ミントが掃除機にまたがって空を飛ぶシーンを見た事によって、ミントのイメー ジが憧れのレベルから自分と同じレベルまで落ち、僕の番組を見る前に持ってい たイメージが崩壊しました。 最初に崩されてしまうと、もうダメですね。今考えると見ていて非常にいらだ った理由は、たったそれだけだったような気がします。でも、一度崩されてしま ったものはもう止められません。キャラクターの声やセリフに魅力を感じなくな るし、興味は主人公の行動以外の方へ行ってしまうし(なにしろ、1話で一番印 象に残った言葉が、ワッフルの「ペンペンッ」だったもんなぁ)。最後に魔法を 使う段階に至っては、「魔法を無節操に使いまくっているなぁ」「魔法で何でも できるってことは、ミントはいったい何をしなければいけないんだ?」「そもそ もこの話のいったいどこに魔法が必要なんだ?」といった発想を持ってしまった のでした。 そもそも「何でもできる魔法」というのは非常に危険で、明確な目標を持つ、 また目標があくまで普通の生活を目指すことにあるのでなければ、魔法の利用価 値がなくなってしまいます。ミントの場合、「人間界を幸せにする」という目標 があるわけですが、これは余りにも漠然とし過ぎています。これだけでは、ミン トが今後何をしていくのか、何をすべきなのかを具体的につかむのは難しいと思 われます。また、各シナリオごとに出てくる登場人物を幸せにする事と、人間界 を幸せにする事のギャップがあります。これを感じさせない脚本が、今後ミント の話をおもしろくする上で必要となるわけですが、少なくとも1話2話を見た限 りでは、ギャップが埋められているとは思えません。 さて、あかねちゃんの 「作品の面白さは単にキャラクターの面白さだけに帰着してしまいます」 について考えてみましょう(あげ足を取るつもりはまったくありません)。僕が アニメーションを見るときにもっとも重要視するのが、ここでいう「キャラクタ ーの面白さ」です。僕にとっての作品の魅力とは、登場人物の魅力とかなり一致 する所があります。いや、逆に登場人物に魅力のない作品は、ほとんど見ていな いと言ったほうがいいのかもしれません。それほど、僕にとってはキャラクター の魅力には大きな意味があります。ただし、注意してもらいたいのは、ここで言 う魅力とは、脚本によって現れる魅力ではありません。設定から想像できるその 人物とそれをとりまく環境に対する魅力です。 これをミントに当てはめるとどうなるかですが、ミントに登場するキャラクタ ーには、十分に人を引きつける魅力があると思われます。では、魅力を持ってい るミントが、それを引き出せないのはなぜでしょう。恐らくミントが受け身であ るからだと僕には思われます。友達となったプラムにしろナッツにしろ、すべて 相手の好意によるもの(ミントにそれだけの魅力があるからだが)なのに、ミン トは自ら行動しません。「人間界を幸せにする」にしても、自分から不幸せの所 を探すのではなく、不幸せが自分の所にくるのを待っている感があります。これ では魅力を十分に引き出せているとは思えません。あかねちゃんが言っているよ うに、細かい設定はミントは優れているのですから、それを引き出してやらない のはちょっとかわいそうです。 以上僕のミントに対する考察ですが、これを読んでもらえればわかるように、 僕はミントがつまらないと言っているわけではありません。どちらかと言えば、 魅力のあるキャラクターをストーリーが殺している感があるので、キャラクター を見て感じたイメージを崩壊させられてしまい、納得できないと思っているにす ぎないのです。 ミントとよっきゅんの比較論なんてしたって意味がないでしょ? あっぷる