#7 Article 1520 Posted at 1990/03/26 15:16:03 by あかねちゃん (MAP641) [TCHINPUI]
Subject: チンプイ 「エリさま活動大写真」
チンプイ 「エリさま活動大写真」 監督:本郷みつる 脚本:桶谷 顕 絵コンテ:望月智充・本郷みつる 作画監督:高倉佳彦 主題歌:「お願い・チンプイ」(歌:内田順子) もう最高!です。傑作と絶賛するに値する!! というと、疑われることでしょうが、そんなことはぜ~~~~ったいにない!! 久し振りの名作です。そうですねぇ、魔女宅以来の名作かな? シナリオ性は薄いと言えば薄いんですが、本筋の捕らえるべきところをしっかり捕 らえていて無駄のないシナリオとコンテの切りかたになっています。また途中の科法 なども変なものがいろいろありますが(科法超空間さんいらっしゃいとか科法超空間 巻き込まれトレーサーとか)演出的にもチンプイの作風にぴったりフィットしていま す。 サブキャラはリリンというエリちゃんそっくりの女の子ですが、エリちゃんの性格 もかぁいいけど、リリンちゃんの性格もこれまたかぁいい! 顔はエリちゃんとそっ くりだからかぁいいのは当たり前として、性格はエリちゃんとはちょっと違うんだけ どエリちゃんの活発さとも、内木くんともまた違った性格が・・・・・ でも、やっぱりエリちゃんが一番!ですね。あれだけ反対しながら代役を買って出 るエリちゃん、そこに至るまでのプロセスが非常にうまい! 代役を買って出るとい うのは脚本の成り行き上、当然なのですがそこまでのプロセスが、涙をそそるんです よねぇ。エミの最終話付近のプロセスもかなりのものですが、こちらのプロセスの方 がすっきりしているのにエミ以上のことを語りかけているようで凄かったです。(と、 これはMUK さんへのメッセージです。) あの鉄棒のシーンが泣かせますね。 ウェディングドレスを着たエリちゃんはもう最高です。とにかくかぁいい。内木く んの言う通りです。誰も疑いません。当然のことです。(ぉぃぉぃ) では、視点を変えてギャグの面から見てみましょう。 ギャグの面では、おいしい役をかっさらっているのが何と言ってもワンダユウでし ょう。ピルーカスやコビウリなどのサブキャラもおいしいですが、とにかくシナリオ 中の最大の黒幕がワンダユウという構図も面白いですしね。 また、ドラえもんのおっとりとしたギャグと対称的な、チンプイの、息もつかせぬ ギャグからギャグの連続(シーンとシーンの間はギャグでつなぐという手法)は、見 る人を飽きさせません。 そして、チンプイの作風である「一寸先は闇」という雰囲気はこの作品でも生かさ れ、次にどんなギャグが来てもおかしくないような雰囲気を作り出しています。だか らこそ、単純なギャグでも数倍面白く見えるのかもしれません。 とにかく、この「エリさま活動大写真」は、ギャグ、シリアス両面のバランスが非 常にうまくいっており、最近のアニメとはひと味もふた味も違う雰囲気と面白みを作 り出しています。また、シリアスな時もすっきりしていて作品を見ていても厭な感じ にはさせず、次の瞬間にはエリちゃんが行動に出ているという歯切れの良さも、この 作品の良さです。 チンプイのストーリーの中でも群を抜いた作品ではありますが、最近のアニメの中 でも群を抜いて完成度の高いストーリーです。まさに傑作と呼ぶにふさわしい作品で した。 やっぱり、理論抜きで「面白い!」って思わせなきゃ、ダメですよ。 理屈くっつけて面白いとか感動とかいうマジカルは、こういうチンプイみたいな作 品にはどうしてもかなわない一面があるのです。 正直な話、今回の劇場版チンプイにはそんなに期待もしていなかったのですが、私 の満足を遥かに越える満足感を与えてくれました。これで1600円なら安い! ちなみに池袋の劇場の割引券はアニメイト池袋にあります。余談ですが。 久し振りに傑作を見て満足しているMAP641のあかねちゃんでした。