#7 Article 1473 Posted at 1990/03/21 21:40:46 by あかねちゃん (MAP641) [YOUMI]
Subject: パステルユーミ#12「ふしぎ? 黄金鳥伝説」
魔法のアイドルパステルユーミ#12 「ふしぎ? 黄金鳥伝説」 メイプルでパステルユーミのまともなアーティクルを書くのはこれが初めてです ね。(いつもは某マジカル専用ネットで暴れておりましゅ。) で、やはりパステルユーミの初期設定の完成度の高さを思わず見せ付けられるセ リフがありました。最後の「黄金鳥って、本当に・・・・・」のセリフです。 (注:ここから先、見ていない人にはまったく分からないアーティクルです。) 何でこのセリフがそれだけ強調されるかというと、パステルユーミがマジカルの 中では一番乙女ちっく(借用語句、from MASAMI KUNさん )していたということ を表すセリフだったからです。 「きっとあたしの願い事、かなえそう」(って言ってるのかしらん?)っていう セリフがその後に続きますが、パステルユーミは非常に非科学的な側面を持って います。マジカル自体、非科学的側面、いわゆる魔法というものを持っているの ですが、魔法という面を除いて考えると、ユーミのような非科学性というものは 他のマジカルには存在しません。これは、精霊の存在というのではなく、いわゆ るおとぎ話に出てくるようなキャラクターの存在を指します。 ペルシャ#25「夜八時のサンタさん」、エミ#29「雪景色・夢の国」などに は非科学的キャラ、サンタクロースが出場しますがこれはシナリオがサンタクロ ースを実在の物と扱わざるを得ない状況にしているからであり、作風がサンタク ロースの存在を認めているのとは訳が違います。 というのは、マミ・ペルシャ・エミのカットを構成するのは、(魔法という面を 除けば)現実じみた世界であり、作風がじめじめとした現実味を帯びてしまって いるのです。 これに対し、ユーミのカットを構成するのはあくまでもイメージの世界であり、 現実世界の暗い現実味を帯びていません。これは、ユーミが変身せず、かつまた アイドルにならないという初期設定にもかかわってきます。 そして、このイメージの世界というのは私達のイメージの世界ではなく、花園ユ ーミというキャラクターを通して見られる世界であり、パステルユーミという作 品の世界は花園ユーミというキャラクターの存在しうる範囲にしか及びません。 パステルユーミという作品の初期考案がどうであったのかは分かりませんが、少 なくとも他のマジカル3作に見られる現実味を一切取り除き、花園ユーミという キャラクターに焦点を置いたということは確かだと思います。なぜなら、パステ ルユーミではゲストキャラというものはほとんど存在せず、かつキャラは花園ユ ーミと何等かのかかわりがある人物しか描かれていないからです。 それと同じく、花園ユーミの性格を決定する時に、あくまでもアットホームな雰 囲気をかもし出そうと考えたのではないかと思います。つまり、乙女ちっく&り りかる(とはちょっと違うけど)の世界です。その証拠が健太くんというキャラ クターです。過去3作は、主人公と同年令の男の子はいないことはなくとも、さ ほどウェットが置かれずシナリオ中では実に頼りない、ひどい言い方をすれば尻 に引かれるキャラを演じていたわけです。パステルユーミではそれらとは逆に、 恭平にウェットを置かず、よりユーミに近い存在である健太というキャラにウェ ットを置いています。これが、ユーミの乙女ちっくの不可解さを取り除いている 一つの原因だと考えます。 そしていわく付き(?)の風呂場シーン。何回出てくるのかは知りませんが、要 するに視聴者(注:一部のマニアとも言う)にコビを売るためではなく、作風自 体がこのシーンを要求していたのだと思います。ユーミの基本精神はりりかる& ギャグの世界であり、この中間部分を補う立場が風呂場シーンとなっているのか もしれません。 これらを考えると、やはりマジカルシリーズは現実味を一切取り除き、モモのよ うにギャグ&パロディに走るか、もしくはユーミのように乙女ちっくするかのど ちらかであるべきだったのではないでしょうか? パステルユーミはマジカルシリーズの中で異端児とされつつも、マジカルの中で はミンキーモモと肩を並べうるだけの素晴らしい作品だったのではないでしょうか? と、誰も耳に入れてくれないだろうなぁと思う MAP641 あかねちゃん