#7 Article 1070 Posted at 1989/12/25 13:17:38 by あかねちゃん (MAP641) [MAJOKKO]

Subject: Re:*7 あかねちゃんの私的魔法少女論 /1067 ... /1054 /1051

げ! 具体論ですかぁ?
 と、言われるとかなり苦しくなります。というのは、脚本家はある意味では自分の
趣味に近い形でシナリオを書いている節がある以上、人によっては優の性格が一変す
ることがしばしばです。だから、「第OO話では優がこうしゃべって・・・・・」と
いう理由付けだと、非常にあやふやになってしまうのではないかと考えます。

 さて!

 本編において、マミという存在は虚であり、逆に優という存在は実であると言えま
す。ただし、これは優の視点からの問題で、実世界や俊夫にとっては優も実であり、
またマミも実の存在であります。
 マミは優にとっての理想像の一つではあるものの、俊夫にとっての存在としてはマ
ミの存在は否定されるべきものであり(俊夫はマミマミマミマミマミマミで優の方を
振り向いてくれない)、逆にマミの存在が邪魔になることも有り得るでしょう。(魔
法が使えなくなった後、新しい魔法の道具を欲しがらなかったこともその一つの裏付
けでしょう)
 本編の最後は俊夫が、マミが優であることを知り虚の世界から実の世界に引き戻さ
れる形を取るのですが、虚の世界からの、実の世界への投射としてマミへの思い入れ
がそのまま優への思い入れになったかどうかとなるとこれは違う形として現れるだけ
で(優のことをいとおしく思う「程度」である)あり、それ以上のことはないでしょ
う。

 で! ここからがマミにおける最大の問題点だと思うのです。

 つまり! 本来これからどうとでも転びようのある状況が最終話のEDやOVAに
よって固定化されてしまっているのはいけない!ということなのです。

 例えば! 俊夫に片思いの女の子がいたとしたらどうなるでしょう?(仮に、ね。)
 女の子に不慣れな俊夫くん(かど~かは定かではないけど)、固定化された未来以
外に転がってしまう可能性を否定出来ますか? いや、あんなにヒーロー性を持った、
男性の理想像とでも言わんばかりの完璧な?男の子である俊夫というキャラクターを、
世間の女の子は捨て置くのでしょうか?

 そもそも、優と俊夫がひっつくなんていうのは視聴者が空想して考えればいい結末
であり、それを製作者側で固定化するのは間違っていると思うのです。ああいった安
易な形式を取られると、そこからのエピソードは優と俊夫の結婚だけになってしまい、
そこにたどり着くまでのエピソードが一切否定されてしまう、言い換えれば本来持つ
はずであったクリィミーマミの面白さを半減させる結果をまねいていると考えます。
 逆に、エンディングに無限の広がりを持つペルシャやエミの方がその点においては
数段すぐれていると思いますがいかがでしょう?
                       MAP641  あかねちゃん