#68 Article 8093 Posted at 1995/08/30 19:08:39 by 夢中ゆわ (MAP2717) [TAPE]

Subject: Re:*11 大容量記憶メディアについて /8077 .... /7804 /7803

昔の話をします(^^;)

>「抹消(無効)」

紙テープは3CMほどの幅の紙テープに穴を何列か空けて情報を記録して行きます。
1バイトが1列に相当します。「抹消」は全ての列に穴が空いたものです。
つまり、打つコードを間違えると全部に穴を空けて「キャンセル」していたんですね。

紙テープのコピー時でも、「抹消」コード時はちゃんとそこを飛ばしてコピーして
いました。当然「抹消」コードが続くと紙テープの強度は弱くなります。
それを利用して色んないたずらを…(あわわ)

>「ブランク」

FORTRANは、先頭5桁が行番号エリア、次の1桁が前行からの続きフラグとなっていて
多くの行は6桁分全部ブランクになっています。つまり、FORTRANソースの紙テープを
見渡すと6桁分のブランクコードがあちらこちらに頻出している訳です。
したがってこーいうのに付き合っているとイヤでもブランクコードを覚えてしまいます
(今は忘れちゃいましたが)

>「キャリッジリターン」

そんでもってこの6桁ブランクコードは大抵行頭にあるので、その直前のコードは
改行(キャリッジリターン)です。んでこれも覚えてしまいます。

もっとコードを覚えると、紙テープを眺めてソース修正するのも出来ないことも
無いんですが… 今のデータが上書き出来るメディアと違って
「間違えたら間違えただけゴミ」になりますから
切り貼りして修正するなんてことは、結構ありました。

打ち間違いは、割と楽でした。間違えたコードの部分に粘着テープを貼り、穴を
空けなおすだけです。ちゃんと紙テープを固定して穴を空ける機具もありました。

削除はもっと楽です。全部の列に穴を空けて「抹消」にすればいいだけですから(笑)

問題は挿入です。一度紙テープを切り、挿入したい列幅だけ離して粘着テープを
貼るのですが、2本の紙テープの傾きがちょっとずれていると、大変です。
紙テープの送り速度は結構速かったのえ、読み取り機に流すときに、
「ビリビリビリビリビリビリー!!」とイってしまう場合があったのです。

加工した紙テープを流すときには、軍手をして、紙テープの流れを
フォローする必要がありました。
このとき「T社のメカはフォローしてくれる」「O社のメカは最悪だ」という噂とか
色々ありました(^^;)

紙テープに日本語フォントの穴を空けようという発想は結構以前からありましたが
なにせ何をやるにも個人や少数のグループだった8001の時代です。
平仮名と片仮名だけでくじけてしまいました(^^;)
もっとも漢字を出そうにも1列が、えーっと、確か10~12穴くらいだったように
覚えてますので、ちゃんと漢字が表現しきれていたかどうかは疑問です。
ちなみに私が習った頃はカナコードの無いFORTRANでした。
旧JIS水準3000以下のFORTRANは、マイナールールがいっぱいありました。

嗚呼、科学技術計算用のFORTRANをこんな遊びに使ってしまうなんて…

穴空けに失敗した紙テープは捨てられますが、紙テープ廃棄専用のごみ箱いっぱいに
詰まった紙テープの上にダイビングすると、まるで干草のよう…
気分はアルプスの少女です(^^;)

穴空けを行なうと、当然穴カスがいっぱい出ます。
これを2階からバラまくと、それはもう雪のような紙風吹…
気分は全勝優勝です(^^;)

あとの掃除が大変でしたか(笑)

#MAP2717 夢中ゆわ