#67 Article 2404 Posted at 1996/02/15 21:42:55 by 空之防人 (MAP4024) [SPRING]

Subject: Re: 温泉に行きたい! /2399

前回のあらすじ

  温泉を求めて長野に向かったサンダとガイラ じゃなくて防人とR(仮名)
  行く手に立ちはだかる「スノーボード・ワールドカップ」
  二人は温泉宿に泊まれるのか?


   雪はかなり激しく降っている 2人の乗った湯田中行きの特急列車は 3両編
  成の可愛らしいものだった

 防「『まにあ』とは こういう席に座るものだ!」
 R「だろうな・・・そう言うと思ってた」
   そこは運転席の真後ろで 前方視界の良い席だった

   電車は始め地下を走っていたが 暫くすると地上に出た
   雪の降りが先程よりも激しくなったようだ
   しかし 電車は「雪なんか関係ないぜ」とばかりにスピードを変えない

 防「俺は今 も~~れつに感動している」
 R「なんで?」
 防「関東だったら これだけ雪が降ってりゃ『運転見合せ』とか『徐行運転』とか
  だろ? 流石に北信地方だとおもって」
 R「あたりまえだろ 関東並みだったら生活出来ないぞ」
 防「そりゃあそうだが・・・・・」

   須坂・小布施を過ぎて信州中野に着くと雪は本降りとなり 視界が効かない

 防「う~~む・・・雪以外 何も見えん」
 R「こういう景色を観たかったんだろ?」
 防「そのとおり!!」

   地元の人の苦労など 何も考えてない(^^ゞ・・・とか言ってる間に
   15:00 湯田中着
   列車がホームを行き過ぎた

 防「おや??何だ?何だ??」
 R「ポイント切替えとか言ってたが・・・列車が長すぎて ポイントを塞いじゃっ
  てるんじゃないか?」
 防「う~~む・・・ローカル・・・・・」

   駅を出る 行き先の決まっている人達は それぞれバス等に乗り込んで行く

 防「さて・・・観光案内所で情報仕入れましょ」
 R「この角曲がった所に・・・おぉ!此処だ此処だ」
 防「すいません 今夜一泊 この辺で何処かありませんか?」
 係員「いや~~ 無理ですねぇ  今 ワールドカップやってまして この山ノ内
   付近一帯 全部満室ですなぁ」
 R「あじゃじゃ・・・どうにもならんな・・・・・」
 防「しゃーない・・・ とりあえず 次の電車で戻るか」

   駅に戻ろうとすると『旅館案内』の看板が目に入る

 防「まぁ 駄目だろうが聞くだけ聞いてみよう・・・・・すいません 今夜一泊
  この辺で何処かありませんか?」
 係員「え?お泊まり?? 今ちょうど一部屋キャンセルの連絡来んだけど どうす
   る? 予算はどれくらい??」
 防「まぁ・・・1万そこそこで・・・・・」
 係員「ちょっと待ってね・・・<<<電話中>>> 1万2千でどうかって言うけ
   ど どうするね??」
 R「どの辺のお宿ですか?」
 係員「渋温泉だけどね」
 防「う~~ん・・・まぁ良いかな?」
 R「良いんじゃない?」
 防「お願いします・・・・・なんとかなったな」
 R「うむ! なんとかなった!!」

   駅に戻りバスを待つ・・・・・時間が来ても バスが来ない
   バスが来ないで バス会社の人が来る

 バス会社員「今国道が渋滞して全然動けないという連絡が入りまして・・・次のバ
      スのほうが先に出ますから それにお乗り下さい」
 地元のおばさん「え?あの大会のせいで??」
 バス会社員「そうみたいです」

   う~~む 恐るべしワールドカップ・・・・・
   とか言いながら バスに乗る
   しばらく行くと・・・グワッシャン! という音が聞こえた

 防「おっ! 何だ?」
 R「わぉ! ワゴン車が 店に突っ込んだ!!」

   見ると バスの真ん前で事故ってる ラーメン屋の提灯が見事に破けていた

 防「観光客かな?」
 R「いや 地元の車みたいだ」
 防「ほぉ・・・地元の人でもスリップ事故を起こすのか・・・怖いねぇ」

   野次馬根性を抑えながら バスは進む・・・・・(次回に続く)


  次回予告

 なんとか渋温泉で宿にありついた2人を待ち受けるモノとは?
 次回「防・R珍道中」第3回 『温泉宿の夜』 御期待下さらなくても良いです

               (これは R(仮名)氏公認紀行文です)空之防人