#6 Article 727 Posted at 1990/02/06 03:35:13 by TALL (MAP1529) [RANMA]

Subject: Re: 小考察「らんまを考える」(?) /719

さすが、あかねちゃんですね。長ながと御苦労様でした。
  ところで、私は、少年サンデーにて「らんま1/2」の連載開始の頃から
  読んでおりますが、それで感じていることを2、3。
  少年サンデーという雑誌においては、「らんま」は看板漫画の一つと
  言ってもいいでしょう。これは、巻頭カラーの回数や、カラーでなくても
  掲載されているページが前の方であることを考えれば一目瞭然でしょう。
  これは、「高橋留美子」の作品であるから、ということがあるからだと
  思います。少年サンデーにおいては、「高橋留美子」は「あだち充」と
  並ぶ二大看板なのです。つまり、期待されているというか・・・・
  現在の連載されている漫画では、一番の人気かもしれません。
  そして、私個人としては、はっきり言って「うる星やつら」よりは「らんま」
  の方が好きです。そして、私は、「うる星論文」は知りません。
  以上のことを前提として、私の意見を述べます。
 
  私が「うる星やつら」よりは「らんま」の方が好きなのは何故か。理由は単純、
  ラムちゃんよりはあかねの方が私好みのヒロインだからです。しかし、
  ストーリーやキャラクターの個性などは「うる星」の方が出来がいいと
  思っています。この点はあかねちゃんの意見を認めます。
  原作のストーリー性が弱い、という点もその通りだと思います。
  しかし、だからと言って「らんま1/2」という漫画が「面白くない」
  とはいえないんではないかと思うのですが。
  少年コミック誌は(青年コミックも)一通り読んでいる私にとっては、
  「らんま」よりもはるかに「面白くない」漫画も多数知っています。
 
  結局、「うる星」と比較する、ということ自体、ナンセンスなのでは
  ないでしょうか。「めぞん一刻」は漫画の質が違うので比較にはならないと
  思いますが。
  「うる星」には「うる星」の良さが、「らんま」には「らんま」の良さが
  あるでしょうし、それぞれにファンもいるでしょう。
  それでは「らんま」の良さとは何か? それは、やはりキャラクターの
  面白さではないでしょうか。さっきは、「うる星」のキャラクターの個性
  の方がいい、と書きましたが、それは話の全般を通じてであって、個別に
  見た場合、「らんま」もなかなかの物だと思います。
  男と女の両性具有と言える乱馬をはじめ、乱馬の父、良牙、シャンプー、
  ムースなど、変身キャラクターはなかなかの物だし、どうしても素直になれない
  あかね、しっとり落ち着いた魅力のかすみさん(二人の姉妹に較べると、
  なびきさんはあまり個性が発揮されていないような・・・・)、九能帯刀、
  五寸釘、それにゲストキャラの白鳥あずさなどは、高橋作品の「らしさ」は
  充分出ていたような・・・・
 
  結局、「うる星」と比較してしまうから「らんま」は面白くない、という
  意見が出てしまうのでは。というより、高橋ファンが、「うる星」と同等か
  より面白い、という作品を求めてしまうことがいけないのではないでしょうか。
  あくまで「うる星やつら」は「うる星やつら」という漫画であり、「らんま
  1/2」は「らんま1/2」という漫画なのだから、つまりは、別の物なのです。
  それに、やはりある程度の水準に達し、面白いからこそ、アニメ化されたのでは
  ないのですか? いくら高橋作品でも、「面白くない」物をアニメ化はしない
  でしょう。
  これは、個人の考え方の違いかもしれませんが、私の場合、どんな漫画にでも
  どこか必ず魅力という物を見付けるようにしています。魅力を見付けられない
  漫画は全然読みません。
 
  それに、これだけは言っておきたいですね。いくら優秀な作家でも、傑作
  といえる作品を三つも四つも作ることは出来ない、と。
  これは、漫画、という物と比較すること自体変かもしれないけど、ミステリー
  の分野でも、一人の作家では、傑作、と評価されるのはせいぜい一、二作です。
  それも、万人誰もが認める傑作なんてものは滅多にありません。読者によって
  好みが違うからです。もちろん、傑作、と言える作品が一つもない作家という
  のもいます。しかし、だからと言って、ファンがいないわけではありません。
  十人十色ということわざがある通り、人は好みがいろいろあるからです。
  そうなると、考えも違うでしょう。例えば、ミステリー界の第一人者に、
  「赤川次郎」という作家がいます。ここのところ、作家部門の長者番付で
  ダントツの1位と稼いでいる人ですが、ミステリーファン全てが「赤川次郎」
  を読んでいるかと言うと、そんなこともないのです。「横溝正史」や「高木
  彬光」などの古典といえる作家の作品しか読まない人もいるし、外国の
  ミステリーばかり夢中になっている者もいるでしょう。かくいうこの私、
  極度のミステリーファンと自負しております。何せ、小説と名のつく物は
  ミステリーしか読みませんし、一月に大体十冊前後は読んでいます。多い時
  には一日二、三冊読むことも・・・・ しかし、私は、「赤川次郎」は読みません。
  それは、好みの問題だからです。要するに、私は、「赤川次郎」というのは
  好みではない、ということですね。
 
  ピントがずれてしまったようですが、結局、私が言いたいのはこういうことです。
  小説でも漫画でも同じことですが、人には好みがあり、また、作品には
  それなりの良さ、というものがあるのだから、「面白くない」という作品は
  存在しないはずだ、と。つまり、どこかの誰かは、他の人が「面白くない」
  と思った作品でも、「面白い」と思っているだろうということです。
  確かに「うる星やつら」は面白かったかもしれません。傑作だ、と考えている
  人もいるでしょう。しかし、万人がそう思っていたのか、というと、そうでも
  ないでしょう。それと同じことで、「らんま1/2」という漫画を面白い、
  傑作だ、と思っている人もいるのではないですか。
  要するに、価値観の違い、というやつです。
 
  私は、アニメの出来をうんぬんするほど、アニメは熱心に見ていませんので、
  それは言いません。ただ、原作を読んでいる感想を言うと、なかなか面白い、
  と思って読んでいます。
 
  結局、あかねちゃんの意見に反論する形になってしまったけど、人それぞれ
  だから、「面白くない」と決めつけるのは良くないんではないでしょうか。
  アニメも、見ている人がいる以上、面白い、と思っている人も多いでしょう。
  私は漫画やアニメに関しては専門家ではないので、深く突っこんだことは
  言えません。技術的なこともわかりません。だから、精神的な考えを言わせて
  もらいました。スペースを使ったわりには内容はないし、何を言っているのか
  良くわからなかったかもしれません。それに、あかねちゃんの求めていた答え
  とも違うかもしれません。しかし、真面目に言わせてもらいました。
 
           ああ~、疲れた! TALLでした。