#5 Article 2458 Posted at 1990/07/28 01:38:54 by あかねちゃん (MAP641) [NADIA]

Subject: Re:*9 ふしぎの海のナディア第15話「ノーチラス最大の危機」 /2457 .... /2441 /2439

うみみぃ☆ やっぱり、酷評が多いですのね★
 とはいえ、お☆さまモードで書けるartではないので通常モードで書きますがぁ

 もしも、今回のシナリオの展開に無理があるとしたらそれはただ一点、
 「どぉして警戒もろくにしないでガーフィッシュに接近するんだよぉぉぉ」
 ということです(なんでしょう、この音は、ってぇ、なにそれ?ですよぉ)

 どうして今回のシナリオが良くないかというと・・・・
 アニメは、写実を追及するべきときと、場合と、程度があると思うんです
 シナリオの展開に無理はないし、船長の選択が、間違っていたとは思いません

 でも、ふしぎの海のナディアっていうのは、血生臭い戦争というものを
 現実以上に血生臭く描く必要はないと思います

 確かに戦争は血生臭いです
 でも、血生臭さを強調してしまったら、そこには嫌悪感が生じると思います

 もし今回のシナリオが許容されるとしたら、それは全体的な流れにおける
 役割ではないかと思います
 とにかくやたらと人の死をいやがるナディアを、現実に向けさせる・・・・
 ナディアは、現実から理論で逃れようとしているのです
 だから、ナディアには現実をたたきつける必要があるのです

 「人の死は、そんなにめずらしいもんじゃない・・・・」

 TVアニメの場合、1シナリオが30分かつつぎのシナリオまで1週間空いています
 だから、今回のような時間・シナリオ配分だと、シナリオ内部に惨たらしさだけが
 残ってしまって、ナディアに現実をたたきつけるという側面があまり出てこない
 ような気がするのです
 つまり、今回の船員の死というのは、涙ちょうだいというわけではなく、ナディアを
 現実に仕向けることが最大の目的なのではないですか? >MASAMI KUNさん

 シナリオのつながりとしては、13話あたりから「戦争」ということをやたらと
 強調して描かれている形になり、その間にナディアの「灼熱病」というエピソードが
 入っているところを見ても、ナディアがいままで逃げてきた、いずれは自分なりに
 解決しなければならない、「人の死」というものを描こうとしています

 13話では、不運にも殺されたネオアトランの兵士
 14話では、死の病気「灼熱病」から救われるナディア
 15話では、毒ガスのために死んでいったノーチラスの船員

 これらの間の、共通項を忘れていませんか?

 それは、これらの人々の生死というのを、ネモ船長が支配していることです
 つまり、彼らの生死というのは、ネモ船長が判断し、そして生かし、殺すのです

 その判断は、確かに統一された視点(価値感)から為されたものではありません
 でも、人の死の意義を知らないナディアにとっては、それが理解できないのです

 このように、ナディアはシナリオサイドから見た場合、非常に綿密な計算の上に
 成り立ったアニメと言えるでしょう・・・・
 しかし、アニメというのはシナリオが良ければいいのではなく、絶対的に
 第一印象が良くなければいけないのです

 理詰めで面白さを追及する「ふしぎの海のナディア」には、多少頭にかちんと
 くるものを感じざるを得ません

 ただ、いまさらこんなこと言ったって、仮に制作者が聞いていてもナディアが
 良くなるとはまったく思ってませんから(どうせまた39話まで制作が終了
 してるんでしょうねぇ)、つまらないと思ったら見なくなるだけでしょうけど
 なんかすっごく悲しいです・・・・

                        MAP641 まちばりあかね☆