#5 Article 2140 Posted at 1990/06/25 00:47:18 by TTR. (MAP1859) [NADIA]

Subject: Re:*29 今日のナディア /2139 ......... /2102 /2101

ちょっとだけ真面目なナディアの科学講座


  TTR.は未だに波動エンジンであると信じて疑わないのですが、
  もしノーチラス号が対消滅エンジンで動いているのなら、いわゆる
  @[31m鏡像物質@[mという奴が必要となります。

  鏡像物質とは、反陽子、陽電子などをひっくるめたものの総称でして
  通常物質と質量が同じで、回転方向、磁気モーメントが反対の物です。
  で、この2つの物質(通常物質と鏡像物質)が遭遇すると、パイ中間子
  というものが生成されます。
  さらにこのパイ中間子はもろもろの崩壊を繰り返した後、ガンマ線と
  高速の電子、陽電子になりまして、この状態でやっとエネルギーを
  取りだせるわけです(と思う)。

  ノーチラス号の94%って数字は、上のもろもろの崩壊って部分でこぼした
  粒子の運動エネルギーを差し引いたものでしょう。
  まさかパイ中間子の、光速に対するスピードなんていいかげんな事ではないっ!
  (と思う)。
  現在の原子力発電が、莫大なエネルギーを発生させつつもナトリウムを
  沸騰させることくらいしかやってないことを考えれば、この推測はあながち
  あたらずとも遠からずでしょう。(効率は確か40%を切っていたはず)

  これから先は空想になってしまうのでおいといて、次の問題はどうやって
  鏡像物質を手に入れているかです。幸いにもノーチラス号は艦内で重力制御が
  できるそうなので、陽子をものすごいスピードまで加速して、えいやっと
  タングステンかなんかにぶつけてやればことは足ります。
  衝突地点から飛びだしてくる粒子の中には、きっと鏡像物質も含まれている
  はずです。反陽子はマイナスの磁気を持っているので、磁気リングのなかで
  運動させておけば、陽子などと接触しない限り確立論的に<永遠にっ!>
  保管は可能です。(つまり実際は無理ということ)
  もしくは、反陽子の運動エネルギーを極小にして、真空の弱い磁場の中に
  保存しておく事ができます。

  1990年現在の科学力で、反陽子を製造、保管することは可能です。
  (ただし、保存方法は前者に限りますが・・・)
  実際に、世界中で生成された鏡像物質を集めれば、コップ1杯の水を沸騰
  させるくらいのことはことは可能です。
  ノーチラス号は確かに科学によって裏づけされた存在なのです。


  こうして見ればさすがガイナックスといったところですが、私見を言わせて
  もらえば科学理論にこだわっている限り、ノーチラス号は星の海にでかける
  ことはないでしょう。
  上記の対消滅エンジンですが、できた電子と陽電子は水や水素などをプラズマ
  化するのに使われるのが、一般的です。最適効率を考えるなら、星から星への
  移動には、だいたい運ぶ物質の2倍程度の水が必要で、もちろん帰りにだって
  それだけいります。鏡像物質が多ければ多いほど船のスピードは上がりますが、
  それにしたって、手にはいる鏡像物質は何百グラムといった単位でしょう。
  よって、加速して恒星間移動するつもりなら10年単位の時間が必要となり
  ナディア、ジャンは大人に、エレクトラさんとグランディス嬢はいい歳こいた
  お○さんに・・・あわわわ
  なってしまいます。まあ、ノーチラス号が旅をするのはいいとこ月、火星、
  もしくは 木星! どまりでしょうね。


  原作がジューヌ・ベルヌだけに月まで行くのはありがちだと思うんですが。
  夢を見る僕は、波動エンジンにこだわり続けるのでした。

  なんか理屈っぽくなってしまいましたね。

				ブルーバックスが座右の書の TTR.


P.S しかし、電気にもできないことが2つある・・・のとき
  「努力」と「根性」だ! とか思ったのは僕だけではないはず。

P.S2ナディアが難しい? う~ん
  僕等をたっきーな奴等の悪いところは自分を通常であると思ってしまう
  ことなんですね。だって難しくもなんともないもんねぇ、実際。