#5 Article 1128 Posted at 1990/01/15 14:36:09 by MUK (MAP1480) [WAR]

Subject: Re: 私的戦争アニメ論 /1126

うわー ORIONさんの論議は非常に見事な正論で核心をついてて、反論の余地
 がありません。
  付け加えるとすれば、ガンダム→ダグラム→ボトムズの流れ(イデオンも含まれる
 かな)の中で、作り手が示す(そして視聴者が要求される?)客観的立場の構築が次
 第になされてきた と言うことが特徴としてあげられると思います。それは「地球」
 という概念からの離脱に、明確に表れていると思います。さらに、対立の細分化とい
 う状況は お話のリアリティを増す手段のみならず、その後のSFアニメの進む方向
 性を指し示したことで、画期的な概念の導入ですね。子供がストーリィについていけ
 ないだろう という見方もあると思いますが、杞憂じゃないかなぁ。たとえ細やかな
 感情の機微が理解できなくても、作品の世界観を感じ取っているようですよ。
  え、全然 付け加えになってにゃい? ごめんよぉ。

  富野さんの描く組織も、高橋さんの描くそれも、厳然たるゲゼルシャフトであり、
 多かれ少なかれ ゲマインシャフトあるいはその構成要素を対象として希求するコン
 プレックスを持った 主人公との対比が現代的で面白いですね。

  ガリアンとレイズナーの評価は、SFアニメに強い方達のあいだでは どうなって
 るんでしょうか。興味あるところですねぇ。私としてはしっかり観ていなかったので
 どーのこーの言えないんですが、ボトムズである程度究めてしまった 個VS個、個
 VS組織(または時代)からベクトルを変えようとしてもがいた結果、あまりその方
 向は変えることができなかったと思うのですが。けど失敗作にはなってないと思いま
 すよ。

  余談ですが、高橋さんって1番最初の「まんが日本昔ばなし」に制作主宰者として
 絡んでましたよね。ファントーシュか何かでそんな記事を読んだ覚えがあるのですが。
 あの当時、こんなSFアニメに首をつっこむことになろうとは、本人ももしかして考
 えてなかったんじゃあないでしょか。

 ながながと またまたごみですねぇ ども すいましぇん
                           by  MUK  でしたぁ
 ところで ロボット論は あっぷるさんと原さんの完全復帰まで おあずけですか?