#40 Article 5326 Posted at 1999/07/15 21:29:33 by カモチャン (MAP4413) [DOJIN]
Subject: 同人誌レポート
「このメガネっ娘がすごい!」 アニメやゲームだけでなく実写作品に出てきた主なメガネっ娘を 紹介・解説した本です。あとオマケとして「そばかすっ娘」につい てもちょろっと巻末でやっていました。 作者のメガネっ娘に対する熱い想いを感じさせつつも、持論が暴 走せずによく抑えています。キャラのイラストも作者自身で主に描 いていて、なんかいかにも同人誌っぽいなと思いました。 もし第2集が発行するとしたら、今度はどんな娘を掲載するつも りかな。 「わくわくいちごプレート」 この本はファミレスの料理と制服を紹介した本です。ただしメイ ンは料理の方です。 作者が関東の方なので、「神戸屋」「馬車道」「プロンズパロッ ト」」と私にとっては馴染みの全く無い店ばかりですが、決して退 屈な内容ではなく、むしろ一度その店に行ってみたいなと思えまし た。ウェイトレスのイラストが多用されていて、文字が少な目とい うのも、そのせいでしょうか。ただしこのイラストの多用も2号で は改善されて読みやすかったですが、創刊号では文章の配列が変で 読み辛かったです。 制服紹介という面では写真を使わずにイラストにしたのは正解で しょう。肖像権や費用という問題のせいでしょうが、写真だと制服 より中身にどうしても目が行ってしまうので、純粋な制服カタログ にならないです。制服観察の第一人者である森伸行さんの本がちゃ んとした制服カタログになったのも、イラストにしたためでしょう。 しかしイラストですと、タッチの好き嫌いで本を買う判断基準にし てしまうという事にどうしてもなりますが。ちなみに私は、この本 では如月たくみさんのイラストが好きです。 次回は「馬車道」の本部に取材に行って、社長にも会ったそうな ので、どの様な話しを聞き出せたか楽しみです。 「日曜研究家」 この本は昭和の風俗と文化について、様々な執筆者が自由に書き 綴っているものです。 数ある中で私が好きなのは、お菓子やガチャガチャの歴史を研究 したモノです。かなり丹念に調べられていて、よくまぁ~これだけ 資料を集めたなと感心してしまいます。それと自分が住んでいる名 古屋は日本有数の駄菓子の街とこの本で分かったのは、なんとなく 嬉しくなりました。ただ来年3月いっぱいで駄菓子卸市場が閉鎖さ れるので、名古屋も「日本有数」という言葉を返上しなくてはなら ないでしょう。 他にもマッチ箱や少女マンガ雑誌の付録、女子プロ、戦後間もな い頃活況だった趣味誌等本当にバラエティーにとんだ内容となって います。 読者の方も段々増えていっているようで、途中の号から発売が扶 桑社となり、大きめの書店なら比較的買い求め安くなりました。自 費出版物とはいえ一般書籍になったので一時期コミケでは扶桑社か ら発売になった号以降は発売していませんでしたが、バーコード部 分をシールで隠すことにより、コミケでも売れるようになったみた いです。 「香港ストーリー3」 これは香港での生活を綴ったシリーズ本の第3段です。前2冊は 香港で暮らす日本人や香港人、大陸からの移民者のレポートでした が、今回は編集者自身の体験を綴っていました。 文字主体ですが、文章は読みやすくなっていて、ところどころ注 釈で更に詳しく解説しています。旅行本ではなく、どちらかといえ ば香港で暮らすとはどういうことかを紹介した内容です。香港って 日本以上に住宅事情が悪いです。また「植民地」とはどういうもの かもおぼろげながら伝わってきます。 「THE解析BOOK Ver.12.1 ブレンパワード」 「近況報告1998」 この本を出している酷評編集部。評論系のサークルは、文字主体 の同人誌ですからアニパロのようにお手軽に読める物ではなく、固 定客はいても一般参加者が購入の列を作るなんてことはまずありま せんでした。 ところが「エヴァ」がこの状態を大きく変えました。つまるとこ ろ皆あの難解なラストの解答を求めていたのでしょう。それが評論 系同人誌と結びついて、評論系にも列が出来るほどの読者がつきま した。この状態が何時まで続くか分かりませんが。 それで今回の本は「ブレンパワード」の評論。しかしこの本の作 者は冒頭で「今回は負け戦でした」と謝罪していました。「こう言 われちゃうとね~」というのが、私の正直な思いです。私が書くも のよりずっと良く、それほど悪くは無いと思うのですが、こう書か れてしまうとつい身構えて読んでしまいます。 ここは改訂版を出していくサークルですので、今後全面改訂版を 出す可能性もありますから、その時にはどんな評論を書いているの だろうか。 カモチャン