#35 Article 8349 Posted at 1992/12/19 20:14:17 by 夏のこたつ (MAP2513) [SUBTITLE]

Subject: Re: Re: 無茶苦茶好きなサブタイトル!!(笑) /8343 /8292

> 何と言っても、私がアニメのオリジナルなストーリーで気に入っているのは
>「私ってきれい 乱馬女宣言」だったりする!!

こういう事を書かれると、不毛とわかっていてもやっぱり書きたくなる。
これ私が全シリーズ中で最も忌み嫌っている作品なんです(^_^;)
以前にも書いたけど、新人さんも増えたし、もう一度。というわけで戦闘開始ね(^^;)
もっとも個人の趣味だから意味ないんだけどね>ALL(^^;
かなりきついことも書くのでよろしくね。(しつこく念を押す ^^;)

これぱっと一度見て、「何スタッフはトチ狂ったことやらかしたのか」というのが
最初の感想だった。女になったらんまが心底気色悪く、ずっと画面を見続けることが
出来ずに何度も目をそらすことになった。その原因がどこにあるかと自問してみると、
「作品世界からの逸脱」ではないかと思う。

以前きららさんが「コイの話」で、「原作者はこんなことやってはいけない」旨を
書かれていたと思いますが、あれに近い要素があるかもしれない。(らんまと良牙)
「予定調和」というか、「予想できる範囲で予想外の事をやる」というのがうる星の
魅力だとか以前目にしましたが、今回もそれに近いのではないかと思います。
わかりやすくするためにもう一つ例を挙げれば、めぞんのラブホテルでの一件。
あれは当時マニアの間でけちょんけちょんで、「原作者自身による作品世界の破壊」と
非難ごうごう、「原作者」に「めぞんのイメージを壊さないで下さい」との手紙が
来たという。その是非はともかくとして、考え方の根底にあるものは理解できるような
気がする。

ここで問題になっているのはアニメだが、原作者に準じて「作品世界」を構築する
一定の責任があると考えてよいと思う。そこで問いたいのだが、らんまの人格を
ああいう具合に変化させてみることがどういう意味合いを持ったか、である。
ギャグとして取り扱う一発ネタならば存外問題はなかったと思う。だが実際やったのは
かなり生々しい物だった。その「違和感」の中には、「実際にらんまが精神的に女に
なったとして、ああいう性格になるか」ということもある。まず、るーみっくの世界
には基本的にああいうタイプの女性は出てこない。せいぜい九条明日菜かという所だが
とにかく作品中での地位を考えればそれほど良い意味合いは持っていない。日本古来の
女性観とはうってかわって、みな極めてパワフルなのだ。

またああいう頭を打って人格を変えてしまうというのは、いつか五寸釘がやろうとした
呪いの紙人形と同レベルの発想ともいえ、キャラクターそれ自体に対する冒涜と取れな
くもない。それを乗り越えて話を構築するためには、話の流れの中で視聴者にそう
感じさせないだけの演出その他が求められる。だが実際にやったのはデパードでの
下着売場とかで見られるようなエピソードなど、さらし者同然のストーリー。
途中でブラウン管に物をぶつけたくなったのは決して私だけではない、と想像した。

とにかくあの一本に関しては、キャラクターへの愛が感じられなかった。
あれでは「今回はどのキャラをどう料理して見ようか」と道具も同じである。
そういうわけで、あの一本は×ね。(^_^;)

	MAP2513		夏のこたつ

P.S 気に入った話は「右京のスカート大作戦」ですが、これについてはまた後程。