#34 Article 661 Posted at 1991/04/17 03:39:47 by ISAM (MAP1129) [NADIA]
Subject: Re:*13 議論白熱・・・! /659 ..... /637 /636
感動、感動、感動で、なんでも感動すりゃあいいってもんでもないと思いますけれど ね。 そういうのってなんだか感動というものを矮小化しているみたいでつまりません。 例えば「マジンガーZ」というアニメは感動的だったわけですが、それは「親と子と ・・・」とかドラマ性云々よりも、巨大なロボットの頭に人間が乗り操縦して街を破壊 するというカタルシス、謎のエネルギーに謎の金属・・・「最強」という修辞と化した 言葉を映像として実現した驚き。マジンガーZがそれ以前のロボットものに比べてドラ マ的に優れていたためにエポックメーキングとなったわけではないのです。むしろ物語 的には単純化されロボットプロレスと後に称されるような、ゲーム的な格闘シーンがそ の話のほとんどを占めていました。 NHKのアニメだからダメ? これはそういったレベルの問題だとは思えません。 かつてNHKで放映されたアニメ「未来少年コナン」は、極めてアニメ的なアニメで した。なにしろストーリーのリアル感を映像的な誇張だけによる説得力でもって視聴者 に納得させてしまっている部分が多々あるからです。ナウシカの絵コンテ集で、押井守 だったかがその点を突いて、某宮崎を「アニメ的な技法に頼り切った作家」だと切って いますが(僕個人としては押井監督よりも宮崎監督のアニメのほうが好きです)、「コ ナン」にしてもナウシカ・・・最新の魔女の宅急便にしてもその点には変化はないと考 えていいでしょう(魔女・・・は、その失敗例だと思うが。映像だけでは内的な問題に は決着はつかない?)。 さて、同じNHKの「ナディア」はどうなんでしょうか? 海洋ものである(原作はベルヌ)という点で、「レッド・オクトーバー・・・」とか とも比較してしまいましたし、映像的には、あのトップを作ったガイナックスというこ とで当然ひけはとるまいと「レッド・・・」を見た時点でも信じていたのですけれど・ ・・結果は完全に裏切られました。 最終回前3話はアクションの連続だという話とは大違い、ネタがないのか、才能がな いのか、なんとも陳腐な舞台で臭い芝居でお茶を濁して最後は奇跡の3連発で終わりと は・・・マニアックといわれても結構。せっかく、アクビがでるお遊び(パロディ?) にもつきあってあげたのに、最後があれじゃあ泣けてきます。 奇跡の連発が目的ならば、僕は「聖闘士聖矢」をみますよ。 ストーリーは最初っから死んでいるんで、せめて絵的にはと思ったのに。 ちなみに僕は「新春オールスター隠し芸大会」は見ません、時間の無駄ですから。 PS. 「親と子・・・」については、子供に安心してなどということよりも、親の方が安心 して子供といっしょに見ることができるというほうが僕には重要に思えます。 アニメというのは元々子供のもんです。 だから、ある種のアニメというのは親にとっては理解不能だったり、つまらなかった り、「子供と一緒に見るのは不快」だったりするものです。 大人にとっては子供心に純真にリアクションを求められると困ることもあるでしょう 。 「親と子が一緒に」・・・これは重要ですね。アニメの内容なんかよりもずっと。 ISAM