#34 Article 569 Posted at 1991/04/07 09:06:58 by RAVEN (MAP2299) [NADIA]

Subject: 僕自身に関するちょっとした事情・・

僕は、物を創る人間の端くれとして、3つの姿勢を自分に課しています。

それは、「醒めない」「諦めない」「斜に構えない」であります。

ナディアを見るときにも、毎回必ず、わくわくしてテレビの前に座るのです。

その期待感が、不快感に、さらには怒りに変わっていくのを、

38回(って、放映された分はってことです)繰り返してきたのです。

でも、最終回を見るときは、やはりわくわくしてテレビの前に座るでしょう。

(たとえ、それが絶望に変わるのが分かっていたとしても)


ナディアは、アニメーションという、僕らが心から共有したいと願ってきた世界が、

今現在抱えている問題そのものだと思うのです。

僕は、あまりに長く、またあまりに深く、この世界と共に過ごしてきました。

だから、どうしても諦め見放すことが出来ないでいるのです。

人はどうあれ、恐らく僕は、僕なりの戦いを続けながら、

この世界の結末を見届けるでありましょう。

でもそれは、けっして冷たく醒めた目であってはいけないと、僕は考えています。

つねに、素直であり、現実に負けることのない純粋さを持ち続けることは、

僕自身生きていくうえで、掛け替えのない財産だと思うからです。


希代の喜劇俳優ジャックレモンは、こんなことをいっています。

「情熱とは、どんなことにも距離を置かないで接することだ・・」

僕が大好きで、座右の銘としている言葉です。


僕は確かに、愚痴のような、はたまた、悪口雑言のような、

読んでいて、けっして楽しくはなかろう文章をアップしてしまいますが、

でもそれは、実のところ、本当に僕が感じた気持ちそのままであるのです。

(僕はどうも、一般常識を除いて嘘のつけない質なので・・・・)

そしてそれは、絶対に悪意からではなく、むしろ愛情から出るところの、

正直な感想だということを、付け加えておきたいと思います。


アニメーションと、それを取り巻く世界を愛する、すべての人へ・・

                         結城RAVEN二十六