#31 Article 90 Posted at 1991/05/04 12:29:26 by Mai (MAP2260) [IMP.MM2]
Subject: MM2使用レポート
うーん、このボードに書くのがあってるのか分かりませんが、 一応、コンピュータミュージックの感想には違いありませんので... マイクロミュージシャン2(以下MM2)をインストール、1時間ほど触っての レポートです。 購入を考えている方は参考にしてください。 また、私はバージョンアップサービスで入手したので、市販バージョンとは違う 部分があるかも知れないことをあらかじめお断りしておきます。 ・インストール インストール用のプログラムは、システムディスクに入っています。 ところが、スタートアップマニュアルの説明と異なり、MS-DOSの SYSTEMディスクと、MM2のディスクのドライブを指定する必要があります。 このインストールプログラムがなかなかディスクドライブ泣かせで、 上のドライブ指定が済むと、まず、システム領域を作るのか、SYSTEMの ディスクをがちゃがちゃ(何のメッセージも出さずに)言わせ始めます。 ひょっとして暴走したのではないかと不安になった頃、おもむろに、メッセージを 表示して、IO.SYS、MSDOS.SYSをコピーし始めます。 このとき、両方のドライブが交互に激しくアクセスされ、端から見ていて 非常に危なっかしい印象を与えます。 さて、このようにして、インストール完了後、SYSTEMディスクを 入れ、リセットを掛けます。 すると、”PRINT.SYSが見つかりません”と怒られます。 (動くことは動きますが。) そう、PRINT.SYSをSYSTEMディスクにコピーする必要があるのです。 ちなみに、この作業は、インストールプログラムは行なってくれません。 さて、”HDDにキーディスク無しでインストール可”ということで、 FDDユーザーの私にも、システムのコピーを作り、日頃はそちらが使えるかと 思い、FORMAT /Sで作ったディスクに、SYSTEMディスクの中身を 転送、実行してみました。 ・・・INSERT KEY DISKと出て、立ち上がりません。 なんと、プロテクトがかかっているのです。 ここで、どちらかのドライブにSYSTEM(マスター)を差し込んでなにか キーを押すと、立ち上がります。 つまり、FDDのみのユーザーは、マスターディスクから立ち上げるか、 マスターディスクをキーディスクとして使うかを強いられるわけです。 各種設定が終了時に書き込まれるようになっているので、プログラムディスクは プロテクトシールを貼っておけません。 (さらに、ファイルコンバートプログラムにもプロテクトチェックが入っています。 このプログラムが、コンバート時に作業ファイルをSYSTEMに作るので、 やはりプロテクトシールを貼っておけないことになります。) 万が一、不慮の事故でディスクが飛んだ場合、有償交換になるようですし、 キーディスク方式を取る方が安全かと思います。 HDDを持っていないのですが、HDDへのインストールは2回まで行なえるように なっているようです。 この場合、上にも書いたように、キーディスクは不要らしいです。 できれば、FDDにもキーディスク無しでのインストールを可能にして欲しかった というのが正直な気持ちです。 後ほど詳しく述べますが、ファイルコンバート時に、どちらかのドライブに コンバートプログラムが入ったディスクが必要なことなど、なんとなく HDDユーザーであることが前提であるような気がします。 確かに、HDDはかなり普及していますが、やはり、FDDユーザーの事も 考慮して欲しかった気がします。 また、立ち上げ時にGDCを5MHzにすることが要求されます。 これは、スイッチを切替えればいいのですが、プログラムで対応できるだけに、 ちょっと疑問です。 (多分、終了時に元に戻すことを考えているのでしょうが。) ・データ演奏 まず、MM2についてきたデータをロード、演奏してみました。 マウスを使って、ウインドウを開き、ロードをセレクト、ファイルを選び、 OKマークをクリックでロードします。 このとき、ウインドウを開いたあと、いったんボタンを離さないといけないのが、 操作間がMacライクなだけに、ちょっと引っ掛かりました。 (慣れの問題ですが。) 普通に演奏してみた後、Graphic Playerで演奏してみます。 以前のものは、これを使うとベロシティーが変わってしまうというとんでもない ものだったのですが、今回は改善されているような気がします。 また、画面が切り変わるとき、フェードイン/アウトするのがなかなか 気持ちいいです。 (余談ながら、この画面が、ベタファイルで入っているのはちょっと間抜けです。) なお、他にも、楽譜をスクロールさせながらの演奏等が出来ますが、 演奏チャンネルのミュート指定のとき(これはわざとでしょう)以外は、 もたつき等無く、かなりスムーズに動くのは、かなり評価できます。 ・データコンバート 次に、データコンバートに入ってみます。 なんと、いったんプログラムを終了、プロンプトからの立ち上げが要求されます。 しかも、前にも書いたように、このとき、プロテクトチェックが入ります。 この辺は、かなり操作性を悪くしています。 さて、コンバートですが、以前あったMCP/Reclietのコンバートが消え、 エクステンダー、マイクロミュージシャン1、ミュージ郎、RCP、 サウンドパレットのコンバートが増えました。 コンバート自体は、コンバートしたいファイルをクリック(複数指定可)して、 Goマークをクリックするだけの簡単設計です。 ただ、いちいちコンバートプログラムを読みにいくのか、ドライブに、 CNV_*.EXEが入っていないとエラーが出ます。 そのため、FDD使用時には、コンバート前かコンバート後用のディスクに、 このプログラムをコピーしておく必要があります。 もっとも、一つのデータドライブ内でコンバートする場合には、この作業は 要求されませんが、FDD上ではあまり実用的ではありません。 この辺りは、コンバートする形式ごとにコンバートプログラムを立ち上げた バージョン1の方が、かえって使いやすかったような気がします。 また、RCPファイルの場合、音色ファイル(.CM6)は切り捨てられ、 さらに、17/18トラックもコピーされません。 特に、前者のCM6切り捨てから、コンバートして聞けるファイルがかなり 制限されます。 ・エクスクルーシブ周り MM2になり、音色エディタが切り捨てられ、従来のエクスクルーシブ機能が 拡張、使いやすくなって対応すると聞いていました。 ところが... 確かにエクスクルーシブは使いやすくなりましたが、結果として、かえって 使えない物になりました。 基本的には、RCM Ver2.0の用に、パラメータを貼り付けるようになって います。 ところが、この張り付ける際のデータが、TX81、DX7、Roland系に 限定され、新たなものを付けることが出来ません。 (少なくとも、マニュアルにはその方法が書いてありません。) さらに、データの送信のみに限られるので、ユーザー音色の作成には、 RolParaをずらっと並べてデータを送るという、じつに間の抜けた方法しか ありません。 このあたり、せめて、バルクダンプデータをファイルにして、 (RolBaseとRolParaの羅列とか) それを貼り付けられる等、もう少し考えて欲しかったと思います。 (そのうちだれかが作ってくれたりして...と人に期待する私。) ・結論 上に述べた他にも、MM2にはまだまだたくさんの機能があります。 しかし、コンバート時に不便なこと、音色作成が実際上不可能であることから、 ターゲット層が、従来と異なり、HDD+CM-64ユーザーといった、 かなり高水準のところのような気がします。 私のような、MT-32+FDDのような、貧乏ユーザーは、切り捨てられていく 運命なのでしょうか? データのかけ算/割り算機能(ピッチベンドデータに掛けると、違う音源への データ移植が簡単!)等、かなり優れた機能があるのですから、もうすこし なんとかして欲しかったな、というのが本音です。 MAP2260 Mai