#28 Article 592 Posted at 1997/05/30 21:11:18 by Smilin' Ear (MAP3289) [COM]
Subject: Re:*5 コンピュ-タ-と制作 /588 ... /580 /578
物理的な移動が進行の大荷物、ってのはですね、ひとつには南極せんせえ ご指摘の通り、「顔を合わす・実際に本人が動く」ってこと自体に意味が あるからなんですね。 このことは言ってみれば、業界全体が意識として完全にプロフェッショナル化 していない、ってことでもあります。 悪い意味で非常に日本人的発想。欧米人だったら、「give & take だ。貰って るギャラの分はしっかり働くぞ」ってな発想になりそうなところですが。 一方、「give & take 云々」の部分はもうひとつ裏側の意味も持ってます。 つまり「貰ってるギャラの分しか働かないぞ」になる訳ですが、現状では業界 のどの部署の人も「ギャラ以上の労働」を求められています。非常に不健全な 状況だけど、「ギャラ以外の部分(= 精神的な部分)」で補っている、という のが事実でしょう。 「外回り」の仕事を専門の人に渡してしまえばいい、との発想はどの会社でも 一度は考えたことがあると思う。実際にやってるところも(ごく稀ですが) あります。 しかし、作業状況の全く分かっていない「使いっ走り」状態の人に任せられる 仕事、とゆーのは、現実には進行の「動かねばならない」仕事の内のごく 僅かなパートでしかありません。原画・動画・仕上等の外注スタッフからの 回収くらいは(うまくすれば)任せられるかもしれません。逆に言うと 「うまくいっても、それくらいしか任せられない」ということです。 多少なりとも進行は楽になるかもしれませんが、コストに対するメリットは あまりにも薄いですね。(^^; # 「実際にやってるところ」は人手不足のため渋々やってるのだ (^o^; > でも、「外回り」が大変だとすれば、作画や仕上げ、撮影まで自社屋内で > 賄う巨大なアニメ製作会社があれば、ずっと効率があがるのかなぁ。 > 労務費は急上昇しそうだけど。 その通り。 昔はそーゆー会社も多く(?)ありました。 しかし、今の日本のアニメ業界の状況では、そういった会社を維持することは ほとんど不可能です。(ほとんど、であって「全く」ではないにせよ) # 私は悲観論者 …… ではないぞ (^^)