#253 Article 485 Posted at 1999/05/19 00:51:59 by かくた (MAP4496) [JUBE.NO7]

Subject: Re: Re: 十兵衛ちゃん第7話「知らずに極意を掴んでた」 /484 /483

オヤビンと子分の会話。
某「最近の『十兵衛ちゃん』てつまんなくないスかぁ」
かくた「えー、なんで?」
某「ギャグなんか『マサルさん』の影響モロだし」
か「あのね、鼻から息フーンとかダバ絵とか、『マサル』で多用した手法だから目
立つけど、大地・桜井は似たような手法を前々から使ってるの。それにアニメ『マ
サル』のギャグが立ってたのはあの間合いの取り方が絶妙だったからだろ。あれは
スタッフの手柄だと考えたほうがいいぞ」
某「話のテーマがぼやけちゃってわかんないス」
か「最初っからテーマがわかるような作品はオレは嫌いだ」
某「ものは言いようっスね」
か「じゃあ逆に、最近面白いと思う番組ってなに」
某「そうスね、『天○になるもんっ!』とか」
か「30分枠のうち心理描写のイメージシーンに10分もかけるような作品はオレぁ嫌
いだな」
某「見てるじゃないスか」
か「水滴落ちて波紋広がるのが20連発、って、しつこく繰り返せば心理描写なのか
よォ。『エヴァ』以降蔓延した伝染病だぞアレ」
某「わかりやすくていいじゃないスか」
か「ヘミングウェイでも読んでやりなおせよ」
某「かくたさん読んだんスか」
か「読んだことない」
某「ダメじゃん」
か「もともと大地作品てのはシリーズ構成をめちゃくちゃよく考えてあるんだ。例
えば6話のベンキ。art.480にも書いたがネタが振られたのは4話だろ」
某「そんなの誰もネタ振りと思って見てませんよ」
か「そーゆーのこだわるタイプかと思ったがなー。ドレッサーだってそう。最初に
俎上に上ったのは2話。爆破されたのは4話。で今回初めて自分で引き出し開けただ
ろ」
某「そうでしたっけ」
か「ストーリーにこだわるてのはそーゆーこったろ」
某「そんならひとつ聞いていいスか」
か「なんだい」
某「6話の冒頭、十兵衛に刺客がみんな上段から斬り込んでくるんスが、あんなの下
段から斬り上げれば十兵衛手甲で防げないのにとか思いませんか」
か「……なんでイキナリそんなマニアックで鋭い質問をするんだ。答えんの難しい
じゃねーかよー。……あれはだな、作劇上の都合……」
某「それはズルいですよ」
か「てーのはウソで、竜造寺真影流が上段の構えを基本にしてると考えるのが妥当
だな。例えば薩摩示現流なんか上段からの打ち込み一撃しかない剣術だし。過去の
刺客も四郎も上段か正眼の構えから斬り込んでるだろ」
某「はあ」
か「で、これまでの対十兵衛戦を思い起こしてほしいんだが、今回の刺客である大
隈甚左は
初めて手下を参加させてるだろ」
か「はあ」
か「でも襲いかかるときは一人一人順番なんだよな、単純に殺せばいいのなら複数
で取り囲んで同時に襲いかかるのが一番なんだよ。時代劇のお約束という説もある
が、武士道にもとるから普通はやんないわけ。でもハジメはやったろ」
某「やってましたねぇ」
か「あれは実行したのが隠然たる暗殺部隊である忍者だから許されるんだな。逆に
言うと甚左と手下はそれと対比させるために登場したと言ってもいいわけ」
某「そこまで考えてますかねぇ」
か「考えてるよー。いいかよく聞け。メージュのアフレコレポートでも大地・桜井
は『考えてません』て発言してるがアレはどー考えてもウソだ! でなきゃ上記の
ような展開上の整合性がつけられるわけないじゃないか。もしホントに考えずにで
きるんだったら、それはそいつが天才だからだ」
某「うーん……」
か「だから結論としてはアレだな、
 『こどちゃ』のニューヨーク篇で退いた奴は『十兵衛ちゃん』でも盛り上がれな
い!」
某「……なんかさっぱりよくわかんないんですけど」
か「うるせえ」

                      酔っ払ってます かくた