#25 Article 540 Posted at 1992/06/01 00:00:16 by bran (MAP2336) [80.92]

Subject: Re:*10 アニメーション80・92 /539 .... /1063(#20) /106(#101)

土曜の1時の回に行ってきました。
保田克史氏の『チャンネルC3・タイトル』はVPのタイトル(ってなに?)だそうで、
えび天にも出た『パルサー』のロボットがトンカチで岩をたたいてロケットを作る
という短いものでしたが、子供にもウケそうなノリのいい作品でした。
子供にもウケそうなというと、島 由美 氏の『空中の音楽II』もそうでしょうね。
暖かい色使いで塗り分けられたキャラクターが変化し動きまわる、かわいくて楽しい
アニメーションで、ああこれは女の子だなぁってしみじみと感じました。
もりただし氏の『あの人』は新聞紙でできたキャラクターが記事や写真をひたすら
食い続けるというもので、もしかしたらすごいメッセージがあるのかもしれませんが、
小生は何も考えずにヘラヘラ笑って見てました。そういう絵ですよ、これ。
杉山正樹氏の『WALKER』はえび天で見た人も多いでしょうが、赤い手袋が
木枯らしに飛ばされて…というお話です。技術的には「うまい」んでしょうが、
ほかと違うもの、作者にしかないというものが、なにひとつ見当たりません。
この作品は単なる習作、であってほしいと思います。
新聞のテレビCMで、掲載写真の人物の顔や記事の中の“日”という字をドドーっと
コマ撮りしたのがありましたが、佐藤義尚氏の『SONATA』は、地図や国旗や楽譜
でそれをやってます。軽快な音楽とマッチして見ていてワクワクしてくる作品でした。
戸刈(本当はくさかんむり付き)臣哉氏の『SPOTS』は、白黒の斑点模様の中から
いろいろな立体形がグリンと浮かび上がってくるというアニメーションで、「まだまだ
手法は尽きないもんだな」と感心しました。でも、失敗したとこは切ったほうがいいと
思うぞ、あたしは。
昼間行雄氏の『マジックロール・プロダクト』は「とつじょ巻き起こる戦火の中、
アニメーションを守るため敢然と立ち上がるひとりの少女!!」という、脳ミソが
地滑りしそうな爆笑ハウツー実写です。ほんと、アニメーション80でこれだけ大笑い
したのは初めてです。これはアニ研連でやってもうけるだろうな。
澤口壽一氏の『るてん』はプロの写真集をめくるような重厚な映像詩。控え目な音が
かえって腹の底に響く、手応えのある一編でした。映像の表現力というものに対して
本格に取り組む姿勢にはっとさせられました。今回いちばんの収穫、おすすめです。
全体として、内容のないフィルムほど音がうるさい、という傾向がありました。
いうてもせんないことですが‥‥bran