#23 Article 480 Posted at 1991/12/13 21:48:00 by MUK (MAP1480) [SEKICHARA]

Subject: Re:*50 ついつい答えてしまうのだった(笑) /475 .............. /210 /158

遅くなりましてすんまへん。
 南の虹のルーシーです。これも もう10年近く前になるんですねー

 音楽は坂田晃一さん。三千里以来の名劇の音楽です。
 この主題歌、坂田節といいましょうか 流れるコード進行
 情緒に訴えかけるハーモニー。
 天下に誇る トニックセブンスとサブドミナントマイナーの
 使い方(I-I7-IV-IVm(6))。
       ↑
 (「この大空の虹になりたい」のところなんかです)
 名曲ですよね。タイトルバックは動かない絵で、手抜きといえば
 それまでですけど、ゆったりした けれども 確固とした意思を持った
 曲に相応だと思います。セピア色の家族みんなの写真なんて
 いいですね。

 実は私は このへんの関さんのキャラが最も好きです。
 一応 いわゆるアニメっぽい絵と、写実的な要素が入り混じって
 いるんですけど、変にごちゃごちゃしないで端正なラインに
 保たれているところがよろしいかと思います。

 私はなんといってもケイトなんですけど、二人の いかにも
 姉妹している家族内のやりとりだなー と思うところに、
 いいわー いいわー と もんどりうってました。
 こまっしゃくれてて、背伸びしたがったり、意地はったり、
 でも根は素直で おおらかのびのびで、
 う~ なんて かわいらしいんでしょ。
 特に好きなのは、森友典子さんが作監のときです(^^;)
 33話から3年後の話になって、ルーシーが8才から10才に
 ケイトが10才から13才へ ちょっとずつお姉さんになります。

 W.M.さん向けには おそらくデビューしたて頃の
 玉川砂記子(現在 紗己子)さんが うるわしいお姉さん役で
 出ていましたね。

 すごいなと思ったのは、お父さんのアーサーの描き方です。
 フローネのスーパーお父さんと うって変わって、彼は
 不器用で世渡りも下手で、最後の方ではお酒におぼれる
 ていたらくです。人以上に努力はしても、運に見放されて
 夢である農場を持つになかなか至らず、くじけそうになって
 しまうことが度々でした。こんなカッコ悪いお父さんにしちゃって
 いいのだろうか という程でした。
 斉藤博・宮崎晃両名が このような極めて人間くさいお父さんを
 通して描きたかったのは、フローネのような(言ってみれば安易な)
 孤立系としてではなく、社会と家族の関わりを通じて 改めて
 家族の成り立ちを見つめ直す ということではなかったでしょうか。

 原作は未邦訳のオーストラリアの小説だったわけで、
 フローネに較べて数%視聴率が下がりました。
 放送当時、リビングブックという雑誌に(サンケイ系だそうですね(^^;))
 訳文が載りワして、毎号 大学生協で立ち読みしていた記憶があります。
 確か、放送終了までには 一冊の本全部は訳されなかったと思います。
 邦訳単行本は結局出たのかな?よくわかりません。

 えと、ついつい長くなってしまいましたが、
 私はこの作品好きなもんで すんまへん。      MUK