#23 Article 1952 Posted at 1997/02/28 22:04:31 by HEIDI (MAP6759) [MEISAKU]

Subject: もう一度名作劇場を

先週は思わず過激な話をしてしまいました。
 「世界名作劇場」がいよいよ終わってしまうというニュースに
私自身大変驚きと怒りを持っています。それ以上に情けなさ、悲
しさが感じられて仕方在りません。何故なら、随分長い間このシ
リーズは自分自身に取って大変な慰みになっていたからです。こ
れに関する思い出は数限りなく在ります。特に自分に取って悲し
い時、苦しい時何度このシリーズのアニメーションを観て慰めら
れ、励まされ、勇気付けられたか図り知れません。何時かこの様
な日が来るのは分ってはいるのですが余りに早すぎたのではない
かと感じています。
 何故なら今放送されているアニメーションの中で家族で観る事
の出来る作品は一体どの位あるのか考えてみればこの意見は理解
できると思います。確かに90年代に入ってからはフジテレビの特
番攻撃に遭って作品としては不十分なものも在ります。しかし、
現在の様に荒廃してしまった社会の中で生活している私たちに少
しでも慰めとなるような心が温かくなるようなそして和むような
作品を提供し続けた事実は率直に受け止めるべきでしょう。むし
ろこの様に作品を不十分な物にしてしまったフジテレビの責任を
考えるべきでしょう。特に「ロミオ」の様に52週間の内33回しか
放送しなくてどうして良い作品が生まれるでしょうか。私はそれ
がとても残念でなりません。私はこのシリーズを再開させるため
に署名でも、抗議の手紙も書くつもりでいます。余り知られてい
ない事実ですが、このシリーズが始まった当時も今と非常に似た
社会状況でした。高度経済成長からオイルショックに至り社会は
不安定になりモーレツ社員が持て囃され父親は日曜日位しか家に
居ない状態でした。そこでせめて日曜日の夜位家族皆で観る事が
出来る番組を提供したいと考えて製作されたのが「ムーミン」で
あり「ハイジ」でした。あれから23年の月日が流れ今の状況も全
く同じ状況に在ります。父親は残業の連続で家に居る事はなく子
供は塾に追われています。
 でも、今でも日曜日の夜位は家族が揃う事には変わりが無いと
思います。だが、同じ放送局の対応が当時と今と全く正反対なの
は皮肉でしょうか。当時は少しでも家族の心が和めばいいとして
視聴率を無視して放送を強行したと言います。ですが、今回は逆
に家族の融和ではなく視聴率だけ考え放送を打ち切ってしまった。
余りに放送局として社会的な責任を果たしていないと感じられま
す。私はフジテレビの最高責任者の方に是非一つ尋ねてみたい。
それほど視聴率が大切ですか。利潤を上げるのが大切ですか。如
何でしょう。私たち視聴者は如何番組と向合えばいいのですか。
放送局の持つ社会的な責任は如何でしょうか。
 私の周囲に居るアニメーションの好きな友人たちは一様に「最
近のアニメーションはつまらない。全て失敗している。」と言い
ます。それは放送局が余りに視聴率だけ考えて話題性を追及しす
ぎるからだと私は思っています。これだけは言えます。もう二度
と「ハイジ」の様な作品は製作されないでしょう。それどころか
「名作アニメーション」その物も決して製作される事は無いでし
ょう。今の放送局の番組製作に対する態度を考えれば。後は現在
進行中の映画「フランダースの犬」の成功を祈るばかりです。残
念ながら私の町には映画館が無いので上映される事が無いので観
る事が出来ず残念です。
 最後に長々と愚痴を書いてしまいました。失礼しました。再度
繰り返しますが、「世界名作劇場」の再開の署名や抗議の手紙を
書く事でしたら私に出来る範囲で手伝いますので連絡お待ちして
います。

                     MAP6759/HEIDI