#22 Article 692 Posted at 1991/10/10 21:28:57 by 夏のこたつ (MAP2513) [TAPE]
Subject: 最近のビデオテープについて
このボードほとんど読んでいませんがいきなり書き込ませていただきます。
最近のビデオテープについて疑問に思うことがあります。それは”BS対応”
の表示です。いったいこれはなんなのでしょう。そもそもBSも地上波放送も
同じNTSC信号でなんら変わりありません。音質についても以前からFM
エアチェックなどに使えるとしていたはずです。これではBSは特別な種類の
テープでしか録画できないとの誤解を一般の消費者に与えると思います。
DATなどはまだ誤解が残っています。なにしろ、CDからは一切COPY
できないと思っていた人は数知れず、SCMS方式になっても
”一回だけ録音可”というのを一度録音したらCDのほうの音は消えて
なくなってしまうと思っていた人がいるという、苦笑するしかないような話も
あったそうです。それを考えると今回の方がよりたちが悪いといえます。
”BS対応”とは単に営業上のイメージアップをはかるためのネーミングに
すぎないような気がします。”Hi-Fi”ですら表示に問題ありといえなく
ないのですから。
でも、ネーミングだけなら許せますが、全く理解に苦しむのはマクセルの
ラインナップです。今回のモデルチェンジは、従来もあった”HGX-
BLACK”と”HGX-BS BLACK”に加え、S-VHSの
”XR-BLACK”と”XR-BS BLACK”が加わりました。
この両者は、それぞれどういう物かと言いますと、”BS”を冠している
方がはいグレードで数十円高いという代物です。”BS”の方が音がいい
ということですが、だとしたらそうでない方のテープは何のためにあるの
でしょう? 安い? 両者を一本化して生産ラインをまとめればコストダウンに
つながりませんか? たかだか100円以内なら。
私の勘ぐりでは、このような状況が生まれる原因はラインナップの多いメーカー
が有力メーカーに見られることにあると思います。なお、”BS”をアピール
していないメーカーとして、TDKとFUJI(AXIA含む)があります。
実はこの2社が実力的には1、2を争っているとは言えないでしょうか。
ちなみに両社とも以前のラインナップの変更は少ないようです。まあ、PRO
グレードがないなどは当然でしょうが・・・
あと、テープについて感じたことを少々。S-VHSの1150円クラスの
充実により従来のHi-Fiグレードは影が薄くなってきたような気がします。
価格的に実売50円程度の差ではやむをえないでしょう。ただ、従来のVHS
規格のデッキの所有者にとっては最高のパフォーマンスを得られるものですから、
存在意義は小さくないと思います。1150円Sテープの上からの圧力もあって
得でしょう。
以上色々書きましたが、別にこれは方針をけなしているだけで、テープの
質をけなしているわけではありません。自分はどうしているかというと、
一種一種の性能で判断しています。実は先に挙げたマクセルのHGXシリーズは
皮肉にも私の三菱製のデッキと相性がよかったりします。困ったものだ。
個人的にお勧めのテープを書いておきましょう。
全く独断と偏見で挙げているので内容に責任はもてません。
使用デッキ S-VHS 三菱 HV-S65
同 HV-S100
ED-β SONY EDV-6000
VHS スタンダード 使わない方がよい。HG以上との差が
近年特に大きい。
HG FUJI SuperHG。
AXIAブランドよりナチュラル。
TDKもよいが、こっちの方が品がよい。
マクセル HGX-BLACK
上位のHGということ。実質Hi-fI
グレード。まあ質はよい。
SONY V-BSHG
高すぎる。だけど面白いテープ。
Hi-Fi TDKに止めを刺す。解像度不足の
プログラムソースならこちらの方が
なまじのSテープよりいいだろう。
S-VHS ローコスト(T120:1150円)のはやめたほうがいい。
ノイズ等問題があることが多い。でも今回のマクセルのは
期待できるかもしれない。
1400円クラス マクセル XR-S
モデルチェンジが近いと思われる。
安くなったら大喜びで買いましょう。
あとは特にない。
1800円クラス FUJI DCPRO
同価格のマクセルより一枚上手。
これを使うと安いSテープは
少々使いにくい。
それ以上 といってもハードケース入りで
中身が同じものをのぞけばTDKの
XP-HiFiだけだが、これがまた
飛び抜けて高い。が性能も飛び抜けて
すばらしい。おそらくこれは後世に
ビデオテープ史を書くとすればかならず
でてくるテープだろう。ひところは
生産量が極めて少なく、幻のテープと
いわれていた。ロングセラーだが、実は
内容的には一度モデルチェンジがある。
その結果、解像度以外ではED-βにも
負けるところはないと思う。
β スタンダード Master AC
なぜこれを私が大量に使っているかと
いうと、ひところSONYはβのモデル
チェンジを怠っていて、この後の
Master HGのチェンジまで
ずいぶん間があいたのである。当時の
HG(これもまたそれよりずいぶん前)
よりは良かったのだが、案の定新HGと
えらく差がある。まあ今となっては・・
その他、SONYしか新製品を出さないので選択の余地も
ないが、まあ今回のHi-Fiのテープでラインナップも
とりあえず完成し、βファンは安心だろう。ところでED
テープだが、あのノイズだけはどうにかならないか。
これでは民生用最高画質と威張っていられない。
と思っていたら新製品の発表。L-500:2000円。
おお安い。L-750:2500円。パチパチパチ。
(これでらんまを保存している)なお雑誌の新製品レポート
ではノイズを改善とかかれていた。これは期待できそう。
これまでが悪すぎたといえば身もフタもないが。
最後にまたまたよけいなことを一言。
なんでスコッチのテープはああも色の乗りが浅いのだろう。
なぜコニカのテープはああも落ちつかない不安定な画面なのだろう。
一言だけがこんなになってしまった。ダウンご苦労さまでした。
#35を見ていない人はたぶん初対面のこの前のMMMでgijiさんに
宝くじを渡した MAP2513 夏のこたつ