#22 Article 550 Posted at 1991/05/14 13:25:59 by RAVEN (MAP2299) [BLACK]

Subject: Re: Re: Re: 効果的な非難の仕方 /549 /548 /546

参考までに。

『憎しみにかぎらず、一般に、ある欲求や感情が「抑圧」されて、
個人が、自分の中にそういう欲求や感情が存在することに気付かないばあい、
その欲求や感情が、他人の中に在るように感じられることがある。』

『相手に対する憎しみや敵意が抑圧され、相手に投射されると、相手が、
自分に対して、憎しみや敵意を持っているように感じられてくる。』

『「自分の方では別に敵意を持っているわけではないのに、相手の方ではこちらに
対して悪意があって、何かにつけてつっかかってくる」といった感じを持つ人は、
「相手がそうでるなら、こっちだって正当防衛の態度をとらざるをえない」
などと考えて、相手に対して敵対的な行動にでるばあいもある。』

『弱く未熟な自我は、単に自己内部の攻撃的衝動を恐れて、これを抑圧し、
転移したり、投射したりするだけではない。ほかにも種々の欠陥がある。』

『彼らは、自分の内心を検討したり、自己反省をするのを嫌い、
心配事や悩みが生じたときにはそれと取り組むことをせず、
何か別のことで気を紛らわせ、問題を回避する傾向が強い。
これは彼らの自我が弱く、自己内部の葛藤に直面し、これを処理する
力がないために、これを単に抑圧したり、あるいは、これから逃れようとする
ためである。また、彼らは自分の周囲や、ひろくは世界が、根底において、
正体の知れぬ、悪意に満ちた危険なものだという、漠とした不安や
猜疑心を抱いている。』

     我妻 洋・米山俊直「偏見の構造」(NHKブックス)より抜粋                

           これはフロイトの理論の再確認ですね。
                         結城 二十六