#22 Article 507 Posted at 1991/04/20 23:52:21 by MUK (MAP1480) [GIRON]
Subject: 話し合いの必要条件(みたいなもの)
近頃の議論について、問題視するMASAMI KUN氏のお便りが ありまして、私も ちょっと考えてみました。 以下、私が考える、まっとうな話し合いの必要条件です。 書いてみると しごく当たり前のことになってしまいました。 (でも 実行されてるかどうかは 疑問) もちろん 私の中での考えなので、ここはおかしい とか こんなのが足りないということがあると思いますが、 そんなときは 各自手直しするとか ボードにUPするとか お願いしますです。 *************************************************************** 1. 話し合いは相手がいるから成り立つのであって、 そのためには 相手に対する誠意が必要です。 1.1 誠意というのは 第一に聞く誠意です。 1.1.1 相手の意見をちゃんと聞くこと。 相手の言わんとしていることに 耳を傾ける姿勢が不足すると 話し合いは すれちがうばかりです。 (メイプルでは非常に多い) 対応策:各人の心掛け次第 1.1.2 相手の意見をよく理解・分析すること。 多分に客観的な見方が要求されます。 思い込みはよくありません。わからなかったら問い掛けて みることです。 (メイプルでは あくせくしている人が多いので このへんは よく ないがしろにされがち) 対応策:各自、自分をみがくことが必要 体験と知識を増やすことが大切 1.1.3 自分の意見との相違点を熟慮・把握すること。 これが簡単なようで難しい。たいていは「どこが違うのか」 だけで終わってしまいますが、「なぜ違うのか」 「背景にあるものは何か」等を考えてみることも 重要でしょう。 対応策:頭を働かせることを面倒がらない 1.2 誠意というのは 第二に自分の考えを示す誠意です。 1.2.1 上記相違点に鑑みて、自分の言いたいことを 言い切るようにまとめること。 相手の顔ぶれ、討論の場に応じて 言うことを変えるのは、 相手に対して不誠実です。 問題の主旨に沿ったものであるか、冗長性はないか ぐらいは常に気をつけていましょう。 (伝えるべきことを 伝える作業を、最初から諦めるのは 怠慢と言われて然るべき) 対応策:訓練しだい 1.2.2 自説に溺れないこと。頑固な人(すごく多い)は 特に気をつけましょう。 これが一番難しいんでしょね。自分の意見を客観視できなければ その意見は 生気あるものには なかなかなりません。 自分の中で客観視することによって、意見の正当性の可否 弱点などが見えてくるのは 言わずもがなです。 論点がずれていないか ということも、いつも頭に入れておく べきでしょう。 対応策:自分がいっちゃん正しいという考えは 人類を不幸にしてきた元凶の大半を占めます ナルシスの神話は、自己満足の行く末を 示唆しているとゆーわけだな 1.2.3 文章にするんだったら、推敲ぐらいしてほしひ。 これこそ 誠意のあるなしがわかってしまふ。 (オンラインで まっとうな文章を書くのは大変でしょう?) 文章そのものについても、溺れないことです。 あまり考えないで練っていない文章ほど、冗長になりやすいものです。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 対応策:そんなに急いで何言いたいの。 1.3 ここまでのまとめ 話し合いは、聞き合いでもあります。 饒舌なのは ほんとうはよくないんぢゃないのかなぁ。 頭はなるべくフレキシブルにしておきたいですね。 頑固さは頭の老化を加速します。で、なおさら頑固になる という悪循環ですね。 2. 話し合いには必ずテーマが存在します。 2.0 テーマを見きわめ・抽出すること。 言うまでもありません。必須事項です。ところがっ! ところがです、これをおろそかにする人が あまりにも多い。 その挙句、感情的な論調になったり・・・ いったいどうしてまた。ほんとにもぉ。 テーマを最初に提起するならば、正当なテーマになりえるか、 的外れな事柄ではないか という事前の吟味も必要なんですけど。 (最悪の場合、いわれのない言いがかりも これまた多い) 対応策:おちついて しっかりと 考えることが必要 2.1 テーマを発散させないようにすること。 常に収束を心掛けましょう。1.2.2 のチェック事項にも 書いてありますが、論点が初めからずれていること、 途中でどんどんずれだすことが多々あります。 それは各個人の努力不足のことが 多いようです。 (わざとやってる タチ悪い人も・・・・) 対応策:国語の勉強 2.2 新たに派生したテーマは別途論ずること。 いっしょくたにして わけわからなくなることがあります。 新たなテーマを新たなテーマと 見きわめる力も大切です。 対応策:誰かが助け舟を出してあげるのが一番 2.3 総論と各論を常に区別して意識していること。 各論に対する反駁を 総論で行なおうとすると、 少なからず 論旨にひずみが生じます。 逆もまた同じ。 引用(>)を多用する人は 特に注意が必要。 対応策:いちゃもん っつーのは やっぱいけないねっ 2.4 できれば議長役を兼ねているつもりでテーマについて 考えること。 客観視の一つの具現化ですが、テーマに肉薄する 近道でもあります。これは 難しいので、「できれば」 の話です。 2.5 ここまでのまとめ 勘違いというのは 物事を熟慮しないことによって 生じるものです。少なくとも自分の意見に責任を 持とうとするなら、まずは多方面からそれを 眺め直してみましょう。 3. 先入観をなくするのは難しいけど なくした方がきっと良い。 4. 感情的になるのは 自分の意見があやふやな人の行為です。 自信があったら 笑って諭すことぐらい出来るでしょうから。 5. 自信と過信は 紙一重ですが、まるで違うものです。 また被害者意識も 話し合いでは邪魔になるだけです。 6. 謙虚かつ意欲的なるべし。 *************************************************************** 以上 長くなりましたが、私が考える、話し合いにおける 雑駁な留意点でした。ガイドラインには 決してなりえませんけど、 これらが まがいなりにも守られなければ、話し合いは成立しないものと 思います。そのときは 説得するか あきらめるか ですね。 このへんは、本来 学校なんかで身につけてゆくべきことと思いますが、 ディベートの授業がない日本の教育制度に、問題の一端があるよーな 気がするなー(と いつものように 人のせいにする私であった) 私が この他に意識していることで、 7. 論破よりも止揚を目指すこと。 というのがあるんですけど、一般的ではないと思いますので 入れませんでした。 だーーーーぁっ こんなのに3日もかかるなんて・・・ MUK